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不登校
2017/02/16

不登校生の昼夜逆転と夜型生活

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不登校支援ブログ

不登校生の「昼夜逆転」は長期化する危険性があります

朝起きられない、昼夜逆転、ということに関しては、不登校の生徒にとって実に深刻な問題です。昼夜逆転による夜型の生活リズムが日常化してしまうと、これを元に戻すことは容易なことではありません。無理矢理、朝起こしてフリースクールや適応指導教室などに連れて行ったとしても、すぐに夜型に戻ってしまいます。

体調不良や疾病のため朝起きられなくなって不登校になる場合、不登校になってから最初はそれほどでもなかったのに、昼夜逆転の生活習慣が結果的に常態化してしまっていることがあります。具体的には、起立性調節障害(OD)などが原因になり、起床困難になってしまい、昼夜逆転している可能性がありますが、こうした場合は医療機関へのご相談が必要です。

無理に起こされて早起きをしたとしても、いつの間にか横になって二度寝をしてしまい、すぐに夜型に戻ってしまい、明け方まで起きていて午後1~3時頃まで寝ているというようなタイプが典型だと思われますが、こうした生活習慣を修正するのは容易なことではないようです。こうしたことを繰り返しているうちに、昼夜逆転の夜型生活が常態化し、不登校が長期化していくことになるのです。

さらにひどい場合だと、起床・就寝時間が日によって違うということも珍しくなくなり、「寝たいときに寝て、起きたいときに起きる」という状態にもなりかねません。

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極端な「早寝早起き」の目標を立てない

こうしたケースでは、下記の点に注意するようにしています。

①極端な早寝早起きの目標は立てない。②睡眠時間を十分に確保する。

たとえば、明け方4時に就寝したとしても11時に起床するようにすれば、7時間の睡眠時間は確保できます。明け方5時に寝て11時半に起きれば6時間半は睡眠時間が確保できるというふうに考えるわけです。4~5時に眠りについて、いきなり7~8時に叩き起こされたとしても、正午になる頃には睡魔に襲われ、そのまま横になって夕方まで眠ってしまうということは珍しくないと思います。

当塾は午後2時から授業を開講していますが、午後2時の授業に間に合わせるために、午前11時半頃までには起床するという緩やかな目標を立てることは、それほど難しいことではありませんし、大切なことは無理をせずにどれだけ続けられるかということなのです。

また、起きている時間内では、よほどの体調不良がない限りは仮眠を取らないようにすることにも注意が必要ですし、うとうとしないためにも、散歩をしたり、あるいは塾に来て授業を受けたり自習するなどして、外出時間(自宅にいない時間)を引き延ばしていく工夫が大切になってきます。

うとうとして、うっかり横になって二度寝して、そのまま深い眠りについてしまうとすべてが台無しになってしまいます。二度寝によるリスクを回避するためにも、できるだけ外出すること、そして適度に疲れるためにも外出時間を延ばしていくことが大切なのです。

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緩やかな目標を立て、無理をしないことが大切です

生活リズムを無理なく改善していくための留意点としては下記の3点です。

①正午までには必ず起床して、一度起床したら二度寝はしない。②自宅にいると、うとうとしてしまう可能性があるので、起きている時間は外出するよう心掛ける。③起きている時間をできるだけ引き延ばし適度に疲れさせるよう工夫する。

生活リズムを整えることは、睡眠を削ることでも我慢することでもないということを再度繰り返しておきたいと思います。無理に早寝をしろと言ってもできないのは当然で、それよりも睡眠時間を7時間前後確保することと午前中には起きる、という緩やかでシンプルな目標を継続していくことがまず大事だと考えています。

無理をするのではなく、あくまでも達成可能性の方を重視するということが大切なことであると言えます。そうしなければ、決して長続きしませんし、「寝たいときに寝て、起きたいときに起きる」というきわめて不規則な生活リズムが改善することは望めませんし、こうした不規則な睡眠リズムは、食生活の乱れにも繋がってきます。

なお、起立性調節障害と不登校・ひきこもりについてのサイト内ブログ(にしおぎブログ)をまとめてありますので、関心のある方はご参照ください。

◆【不登校支援ブログ】起立性調節障害(OD)と不登校・ひきこもり①~⑨

にしおぎ学院は不登校対応専門の個別指導塾です

にしおぎ学院は、不登校対応を専門に特化した学習支援・受験指導を行っている、東京都杉並区の個別指導塾です。

にしおぎ学院は主に次のような生徒を対象とした学習支援(学び直し)や高校・大学受験の指導を行っています。

・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)や都立チャレンジスクールへの進学をお考えの、不登校の中学生

・中学のときに不登校やひきこもりを経験され、通信制高校や都立チャレンジスクールに進学された、高校生(既卒生)

・高校入学後に不登校やひきこもりを経験され、通信制高校や都立チャレンジスクールに転学された、高校生(既卒生)

にしおぎ学院では、不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生への個別対応に万全を期すため、生徒おひとりおひとりのパーソナルスペースの確保とプライバシーの尊重を大切に考え、個室による1部屋1名の完全個別指導を行っています。

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このため、にしおぎ学院では、入塾をご希望の方には必ず無料教育相談を行い、1時間程度の入念なヒアリングを通じて、不登校・ひきこもりの経緯や現状の正確な把握に努めるようにしています。

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