都立新宿山吹高校定時制課程の皆さんへ
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都立新宿山吹高校定時制課程の皆さんへ
都立新宿山吹高校定時制課程の皆さん、はじめまして!東京都杉並区の個別指導塾にしおぎ学院です!
にしおぎ学院は、中学時代に不登校・ひきこもりを経験された、定時制・通信制高校の高校生のための、個別指導塾です。
にしおぎ学院では主に次のような生徒を対象とした、学習支援(学び直し)や大学受験の指導を行っています。
・中学のときに不登校・ひきこもりを経験され、定時制・通信制高校やチャレンジスクールに進学された高校生(既卒生)
・高校に入学後に不登校・ひきこもりに陥り、定時制・通信制高校やチャレンジスクールに転学された高校生(既卒生)
にしおぎ学院では、不登校・ひきこもり経験のある高校生・既卒生への個別対応に万全を期すために、個室による1部屋1名・マンツーマンの完全個別指導を行っています。
不登校で昼夜逆転したままに高校に入学
新宿山吹高校に入学された人の中には、中学時代に起立性調節障害(OD)や、ネット・ゲーム・スマホ依存などで、昼夜逆転し夜型の生活になってしまい、朝起きられない状態のまま高校受験をして、入学されている人も少なくないと思います。
こうした昼夜逆転した夜型の生活リズムを高校から改善するために、定時制の1部・2部に入られたという人も少なからずいるのではないでしょうか。
新宿山吹高校定時制課程の時間割は以下のようになっているはずです。
1部(普通科):午前8時40分~午後0時20分
2部(普通科・情報科):午前10時40分~午後2時50分
3部(普通科):午後1時10分~午後4時50分
4部(普通科・情報科):午後5時25分~午後9時10分
普通科1・2部については、近年、難易度が高くなってきており、英数国教科の入試であるとはいえ、高得点を取らなければ合格するのが難しくなってきています。したがって、普通科1・2部に合格している生徒の場合、一定レベル以上の学力を持っていると言って差し支えないでしょう。
問題なのは、中学時代に常態化してしまった昼夜逆転した夜型の生活リズムが、果たして短期間で改善できるかどうかということです。
高校に入学したら治るとか改善するとか、根拠のない思い込みだけで進学先を決定してしまうことはとてもハイリスクなのです。
是非とも慎重に検討していただきたいと思います。
学力だけでなく健康状態もしっかり考えての進路選択
高校受験に合格する学力があったとしても、朝起きられなくなって通学に支障を来たすようなことになってしまうと、出席日数の不足で単位の取得ができなくなってしまいます。
高校入学後に、いきなり毎朝起床して満員電車に乗り通学し始め、そろそろ体力的にも精神的にもつらくなり始めている時期ではないでしょうか。
あるいは、入学したばかりとはいえ、既に休みがちになり次第に通えなくなりつつある生徒もいるのではないでしょうか。
◆【定時制高校からの大学受験】にしおぎ学院:大学受験コース案内
起立性調節障害(OD)重症の場合
不登校の約3割超が起立性調節障害(OD)を発症していると言われていますが、小児科などで適切な治療を受けていれば、軽症であれば数ヶ月、中等症であれば1年後で約50パーセントが治るとされ、重症だと社会復帰するのに2~3年はかかるとされています。
中学時代に起立性調節障害(OD)を発症したとしても、生徒の体力に見合った通学形態の高校ならば、高2~3年には治るとされています。適切な治療を受けていることが前提で、無理なく通学できていれば、9割程度の生徒はODの症状が高校卒業時までには改善するようです。
ODのために中学時代の欠席が半分以上であるような場合は、実際のところ、週5日毎日午前中に休まず通学することは非常に困難であると言えますが、こうした極端な形で生活リズムを無理に改善しようとする親子は少なくありません。
こうした親子の場合、「定時制だし、頑張れば何とか朝起きて毎日通えるようになるのではないか」と考えがちですが、中学時にODを発症して長期欠席や不登校が常態化し、現在も治療が続いているようなケースでは、体力的に相当きついことであると言わざるを得ません。
早朝に起床するだけではなく、毎朝、満員電車に乗っての通学となることは避けられないでしょうから、なおさら通学を継続することは困難であると言えます。ODの生徒にとって、午前中に、電車・バスなどで立ち続けるが5分以上になるような場合は、かなりの負担になるのです。
なお、ODの場合は午前中は活動できる状態に身体が整っていませんが、午後になるにしたがって、交感神経が徐々に活発化し始め、夕方から夜にかけて交感神経の活動がピークに向かうという特徴があります。
高校入学後も続くネット・ゲーム・スマホ依存症
起立性調節障害(OD)だけでなく、夜間のネット依存やゲーム依存などが併発してしまっている場合は、さらに生活リズムを朝型に戻すことは困難になります。
ネット依存やゲーム依存は、依存性がきわめて高いといわれており、アメリカや韓国では社会問題化しつつあり、日本でも不登校・ひきこもりの大きな要因の一つになっているだけでなく、長期化・固定化の原因の一つになるともされています。
起立性調節障害の場合、交感神経の活動がピークに達するのが夕方から夜にかけてであることは先程も述べましたが、この時間帯はネットゲームが白熱し始める時間帯とほぼ重なります。
ネット依存、ゲーム依存は一度重症化してしまうと治療に時間を要しますし、そう簡単に治るものではありません。
明け方までゲームをして、そのまま満員電車に乗って通学するということをせざるを得なくなるわけですが、こうした生活が永続きするものとは到底思われません。
体力的にも精神的にも、無理のない進路選択をしましょう
もし定時制1・2部に通学することが困難になり、出席日数が不足してしまう恐れがある場合は、通信制高校に転学するという選択肢か高卒程度認定試験を受検して高卒資格を取得するという選択肢があります。
そして通学型の通信制高校を選ぶ場合でも、週2~3日で、できれば午後から授業を開始する高校を選んだ方が確実だと思います。
無理をして、精神論や根性論だけで病気を治すことはできないばかりか、さらに悪化して重症化してしまうと取り返しのつかないことになってしまいます。
中学時代の不登校の状況や、自分自身の体力などを総合的に勘案して、進路選択をし、大学受験・進学についてある程度長期的な視点で捉えなおすことが大切だと思います。
場合によっては、4年計画で高校卒業を考えてもいいと思いますし、浪人も視野に入れていいと思いますので、とにかく焦りは禁物です。
高校合格が目的にならないよう気をつけてください
また、これから新宿山吹高校定時制への進学を考えられている中学3年生の皆さんは、無理のない形での通学形態を想定して、進路選択をしていただくよう、くれぐれもご留意いただきたいと考えています。
努力して高校入試にせっかく受かっても、入学後に朝起きられなくなって結局通えなくなってしまっては、何の意味もないからです。
高校に受からせることばかりを煽る進学塾は多いですが、不登校・ひきこもり経験のあるような中学生の場合は、入学してからちゃんと通学できるかどうかということについて、体力面メンタル面を踏まえて、じっくりと検討した上での進路選択が重要だと思います。
無理をしたり焦ったりする必要はありません。自分自身のことをしっかりと理解して進路選択の判断をすることがとても大切なのです。
にしおぎ学院の無料教育相談について
不登校・ひきこもりの原因や背景、経緯や期間は人によりさまざまです。
にしおぎ学院では、こうしたことに配慮して、入塾をご希望の方には必ず無料教育相談を行い、不登校・ひきこもりの経緯や現状の把握に努めています。
無料教育相談は完全な個別対応のため、予約制とさせていただいております。ご希望の方は必ず事前にお申し込みください。お申し込みの際には、無料教育相談フォームをご利用ください。
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