【不登校】通信制高校、チャレンジスクールからの学び直し、大学受験
管理者用
都立チャレンジスクール入試は作文と面接で行われます
私立の通信制高校や都立チャレンジスクール入試では、作文と面接で選抜が行われます。学科試験が課されないため、基礎学力にまったく自信が持てないとう生徒も受験を希望することが多いと思います。
学科試験を受けずに高校に進学することになるわけですが、こうした場合、入学当初から気になるのは3年後の大学受験・進学ということになります。中学時代に長期間の不登校経験があり、学習ブランクが長い場合には、こうした基礎学力の問題に関しては特に大きな不安があるはずです。
しかし、そうした基礎学力への不安を払拭していくことは決して不可能ではありませんし、高校入学前からの準備によって回避することが比較的容易になってきます。
英検を目安にすれば、学び直しと受験勉強は可能
私たちが常々ご提案しているのは、英検を一つの目安にして中長期の学習計画を立てることで、こうした不安は軽減できるということです。
英検は、6月・10月・1月に実施されますが、高1の6月に4級、10月に3級というのが高校入学1年目の一つの大きな目安になります。中1からやり直したいという生徒であれば、6月に5級、10月に4級、そして1月に3級というプランをご提案しています。
この学習計画は、高3までに準2級という目標から逆算したものです。極論を言えば、高3の10月までに準2級を取得できていれば、大学入試には十分間に合いますし、この計画自体にはまったく無理はありません。2級以上の場合、大学進学後に取得する人も多いからです。
通信制高校やチャレンジスクールには時間的なゆとりがある
通信制高校やチャレンジスクールでは、高校卒業のために必要最低限の単位を履修するわけですが、全日制高校に比べて、時間的なゆとりがかなりあります。こうした時間的なゆとりを存分に活用して、大学入試に必要な教科・科目に注力すれば、効率的に学び直しと大学受験対策をしていくことは容易なことなのです。
学び直しと大学受験対策の指標として英検を使うのは、英語が大学入試の必須教科になることがほとんどであり、これについては文理系関係ないからです。
また私立大学を受験する場合には、一般入試でも2~3教科の選択で受験するのが普通であり、英語を軸にして受験勉強を進めれば、学習計画を立てることが非常に容易になるのです。
また英語という教科は、社会や理科などと異なり、長期的に積み重ねていく必要のある特性を持っています。
つまり、短期間での詰め込みによって何とかなるという性質の教科ではありません。このため3年程度の期間は必要なのです。しかし、逆に言えば3年あれば十分だとも言えます。
高校入試後~ゴールデンウィークの期間の過ごし方がポイント
このようにして考えれば、通信制高校やチャレンジスクールのように学力選抜を課されない形で高校に進学したとしても、そのことが不利に働くことはほとんどないと言っていいでしょう。特に、3月からゴールデンウィークの期間を目処に英語の学び直しを行えば、その後の学習が進めやすくなると思います。
中学時代の不登校期間が長い生徒の場合は、特に高校入学前1ヶ月程度の過ごし方がとても大切になります。昼夜逆転して夜型になってしまっているような生徒も少なくないと思いますが、正午までには起床するようにするなどして、負荷の少ないやり方で少しずつでも生活リズムを整えていく必要があるでしょう。そして、生活リズムを整える中で、学習習慣を徐々に身につけていかねばなりません。
先程から述べているように、6月の英検を一つの目標にすることで、3月以降の過ごし方にメリハリが出てきますし、これまでの無目的な時間の過ごし方から脱却するいい機会になるのではないでしょうか。また6月の英検を目標にすることで、高校入学後の五月病の回避にも役立つのです。せっかく高校に入学してもゴールデンウィーク前後で五月病になってしまったら意味がありません。
通信制高校やチャレンジスクールに入学しても、大学受験には十分間に合います。安心してじっくりと勉強に取り組んでいただきたいと思います。そして土壇場になって慌てふためいて何にも手につかなくなって丸投げするのではなく、実現可能なやり方で、そして早期に着手しなければなりません。大学受験に向けての学び直しは、入学前の3月から始めるのがやはりベストだと思います。
大学受験までを見据えた長期計画が大切
私立通信制高校や都立チャレンジスクールの入試では学力が問われることはありませんが、だからと言って勉強しなくてもいいということではないということです。それに、少なくとも「高校に入ることができればそれでいい」「高校に受かったからもう安心」などと思っている人はいないと思います。大切なのは、高校に入ることではなくその先にある大学入試であるということを、高校入学前の3月の段階で、しっかりと意識しておくべきであるということです。
特に中学生時代に不登校を経験して、通信制高校やチャレンジスクールに進学した場合、大学に合格することでスタートラインに立つのだという意識を持つことが必要です。高校に進学することはむろん大切なことですが、それは大学受験へ向けてのプロセスに過ぎないのだということです。
中学3年間の失われた時間、失われた学力を取り戻すということは、将来の大学受験へ向けての一歩であり、そのためには中長期的な視点に立った学習計画が必要なのです。そして、その計画が極端で無理のあるものであったら意味がありません。
なぜなら、続けられないからです。続けられないようなやり方では逆効果です。いかに無駄を排して効率的に、かつ負荷の少ないやり方で進めていくかが、長期間の学習を継続していく上では最も重要になってくるでしょう。
◆【通信制高校からの大学進学】にしおぎ学院:大学受験コース案内
にしおぎ学院は不登校対応専門の個別指導塾です
にしおぎ学院は、不登校対応を専門に特化している、東京都杉並区の個別指導塾です。
主に次のような生徒を対象にした、学習・受験指導を行っています。
・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)の受験をお考えの、不登校の中学生
・中学時に不登校・ひきこもりを経験された、都立チャレンジスクールや通信制高校の高校生・既卒生
にしおぎ学院では、不登校個別対応に万全を期すために、1部屋1名・1対1の個室による完全個別指導を行っています。
また、不登校の経緯や現状を詳しく把握するために、入塾をご希望の方には必ず無料教育相談を行っています。
不登校・ひきこもり経験者のための無料教育相談
不登校・ひきこもりの原因や背景、経緯や期間などについては、人によって実にさまざまです。
このためにしおぎ学院では、入塾をご希望される方には必ず無料教育相談を受けていただき、1時間程度のヒアリングを通じて、状況の正確な把握に努めています。
無料教育相談は完全予約制とさせていただきますので、必ず事前にお申込みをお願い致します。
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