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不登校
2016/03/19

【不登校】通信制高校を選ぶ様々な理由

管理者用

通信制高校に進学・転学するパターンについて

少子化に歯止めがかからない中、通信制高校の在籍数は19万人弱と減少する傾向にはなっていません。

もちろん、芸能やスポーツのプロを目指して通信制高校を積極的に選択する人もいますが、ここではそれら以外の消極的な理由で通信制高校を選択せざるを得なくなったケースについて、いくつかのパターンを挙げてみたいと思います。

次に挙げる〔1〕~〔4〕は、私たちの塾でのこれまでの生徒対応の事例の中で、最も頻度の高いものです。

言うまでもなくこれら以外にも様々なケースが考えられますが、あくまで代表事例としてご理解ください。

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〔1〕公立中学で不登校・ひきこもりを経験して通信制高校へ

公立中学で、中1ギャップなどを経験して不登校・ひきこもりになり、通信制高校へ進学するケースですが、この場合、次のようなケースが考えられます。

①保健室登校など、別室登校をしていた

②適応指導教室に通っていた

③通級学級に通っていた

④フリースクールに通っていた

公立中学の不登校の原因で多いのは、いじめ、学級崩壊、学校生活での人間関係のこじれで、中には精神疾患を発症していることも原因の一つと考えられます。

また中学卒業後の進路選択としては次のようなものが考えられます。

①都立新宿山吹高校(定時制・通信制)を受験する

②都立チャレンジスクールを受験する

③その他の都立高校の定時制・通信制を受験する

④私立高校の定時制課程を受験する

⑤一般受験をしないで私立の通信制に進学する

これらの場合、①~③の受験に失敗した場合に、私立の通信制への進学を余儀なくされるケースがあります。また都立の定時制・通信制を最初から選択肢に入れずに、私立の通信制に入学する生徒も増えていることは事実です。

不登校・ひきこもりの中学生が増加していることもあり、都立新宿山吹高校や都立チャレンジスクールへの進学はけっして容易であるとは言えない状況になっていますし、次に述べるように、私立中高一貫校などの進学校の中学生にも不登校が増えていることもあって、さらに受かりにくくなっているのが現状です。

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〔2〕中高一貫校での学業不振、不登校を経て通信制高校へ

学業不振によって、高校への進級が厳しくなるケースは進学校であるような私立中高一貫校に見られがちです。しかし、単純に学業不振と言うだけでなく、不登校などと重なっていることも最近は多く、一概に学業不振だけが理由であるとも言えなくなってきています。

①中学時代の学業不振、不登校のため中3時点で都立新宿山吹高校などの受験を考える

②高1には進級させてもらえると言われたので、進級したが状況が改善せず、通信制高校へ転学・転籍する

③上記のほか、高2、高3の時点で通信制高校へ転学・転籍を余儀なくされることもある

私たちの塾に来る元中高一貫校の通信制高校生の中では、①②が大半を占めており、①のケースでは都立高校受験に失敗して私立の通信制高校にやむなく進学したという生徒が多いようです。また②については、不登校や学業不振が高1に進級後もまったく改善されなかったというケースで、非常に多いパターンだと言えます。

中高一貫校入学後の不登校の原因として多いのは、中学受験の際の詰め込みによる受験後の燃え尽き症候群です。小学生の中学年から高学年にかけて、相当な負荷をかけられていたための反動だと考えられますが、生徒の許容範囲を超えた無理のある詰め込みを行った場合、中学入学後に無気力になり、何も手につかなくなってしまうことがあります。

この結果、入学直後はほぼ横並びであったはずの学力に格差が生まれ、その学力格差は急激に拡大することになります。かなり早時期に成績が急降下し、授業進度にもついていけなくなり、不登校の原因となっていくのです。

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〔3〕国私立難関校受験後に不登校になり、通信制高校へ

国私立の難関進学校に高校受験で合格するのは、上記の中学受験よりはるかに大きな負荷をかけられることになります。

難関の進学校の場合、中高一貫校であることが通例であり、大半の生徒は中学受験で確保してしまっているため、高校入試での募集定員枠は中学入試のときよりも絞られていることが普通だからです。

このような苛烈な受験勉強を経て高校入試に合格すると、解放感で春休み期間中にネット依存やゲーム依存になることも少なくありません。この状態が続くと昼夜逆転して夜型の生活になってしまいますし、一度乱れた生活リズムを元に戻すことは容易なことではありません。

そのまま5月のゴールデンウィークに突入して、この長期休暇期間中に、さらに状態が悪化して、最初の中間テストを迎えることになるわけです。

この場合も、短期間で学業成績は悪化し、さらに夜型生活のまま睡眠不足で満員電車で通学を続けねばなりません。やがて、遅刻・早退が増え、学校も休みがちになっていきます。そして不登校に陥った場合、次のような進路選択を余儀なくされます。

①都立新宿山吹高校定時制の転学試験を受験する

②通信制高校に転学・転籍する

①の場合、前籍校で19単位以上の単取得が受験要件となりますが、この要件を満たしていない場合、再受験という形を取らざるを得ず、もう一度、高校入試を受けることになります。

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〔4〕都立中堅校での不登校を経て通信制高校へ

通信制高校の生徒の多くは〔1〕~〔3〕のケースで占められていると言っていいのですが、都立中堅の高校に進学した後に不登校になってしまうケースもあります。この場合は、再受験するというより、そのまま通信制高校に転学・転籍するケースが多いという印象があります。

また都立中堅校に進学した生徒の場合、中学時代に不登校などの経験がまったくないという生徒も多く、高校入学後にはじめて不登校を経験するする生徒が多いという特徴があります。

高校入学後の不登校の原因としては、精神疾患などのほか、学校生活の人間関係の中での同調圧力に耐えられなくなり、教室に入れなくなった、登校できなくなったということが見受けられます。

このような同調圧力による不登校は、難関校や中高一貫校ではあまり見られない性質のものです。

◆【不登校 個別対応】にしおぎ学院:入塾までの流れ

多様な通信制高校生への対応について

このように一言で通信制高校生と言っても、通信制高校へ行くことになった経緯は実に多様なのです。

このため、学び直しやメンタルフォローの仕方は、完全に個別に対応するしかなく、全員に対しての均質的な対応はほぼ不可能であると言っていいでしょう。

また、これまでのこのブログでもしばしば指摘しているように、通信制高校卒業生の進路未決定率は45パーセントに達しており、非常に深刻な問題であると言わざるを得ません。

不登校になった原因・経緯は生徒各人によって異なりますので、ひとりひとりに対する丁寧なサポートが求められますし、高校生たちをニートにしないためにも、的確な指導が必要になってくるでしょう。

そしてこれまでのように、ただ「中学に受かればいい」、「高校に受かればいい」という、紋切り型の台詞だけで小学生や中学生たちをせきたてることは、場合によってはその後の人生に深刻な影響を及ぼしかねないのです。

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にしおぎ学院は不登校対応専門の個別指導塾です

にしおぎ学院は不登校対応を専門に特化した、東京都杉並区の個別指導塾です。

主に次のような生徒を対象とした、学習・受験指導をおこなっています。

・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)の受験をお考えの中学生※

 ※適応指導教室や民間のフリースクールに通われている中学生、保健室・別室登校の中学生を含みます。

・中学時に不登校・ひきこもりを経験された、通信制高校や都立チャレンジスクールの高校生・既卒生

にしおぎ学院では、不登校個別対応に万全を期すため、1部屋1名・1対1の個室による完全個別指導を行っています。

また、入塾をご希望の方には無料教育相談を受けていただき、不登校の経緯・現状を把握するよう努めています。無料教育相談は完全予約制とさせていただいておりますので、必ず事前にお申し込みください。お申し込みの際には、無料教育相談フォームをご利用ください。

◆【不登校 個別対応】にしおぎ学院:入塾までの流れ

東京・神奈川・埼玉の通信制高校生たちが通塾しています

にしおぎ学院には、主に次のような通信制高校の生徒たちが通塾しています。

都立砂川高校通信制課程、鹿島学園高校通信制課程、科学技術学園高校通信制課程、東海大望星高校通信制課程、駿台甲府高校通信制課程、立志舎高校通信制課程、聖パウロ学園高校通信制課程、大原学園高校、NHK学園高校、翔洋学園高校(WILL学園)、あずさ第一高校、星槎国際高校、日々輝学園高校、学芸館高校、東京国際高校、大智学園高校(聖進学院)、東京文理学院高等部、八洲学園高校、他

そして、次のような実に多様な地域から西荻窪に通っています。

江東区、新宿区、渋谷区、世田谷区、中野区、杉並区、練馬区、三鷹市、武蔵野市、調布市、小金井市、小平市、国分寺市、府中市、国立市、立川市、昭島市、羽村市、東村山市、東久留米市

多くの生徒たちはほとんど休むことなく通塾しています。

◆【通信制高校からの大学進学】にしおぎ学院:大学受験コース案内

★中央大、津田塾大、國學院大、日東駒専、他に多数合格

にしおぎ学院の通信制高校生たちの多くは、中学時に長期間の不登校・ひきこもりを経験しています。

しかし、中学基礎からきっちりと学び直して、中央大学、津田塾大学、國學院大学、日東駒専、武蔵野大学、東京経済大学、そして私立薬科大・薬学部などに多数合格しています。

現在も、国立大学医学部や私立薬科大学をはじめ、上智、G-MARCH、成蹊・成城・武蔵、日東駒専など、将来の大学進学を目指して、前向きに勉強を続けています。

◆にしおぎ学院:大学受験コース案内

◆【東京】不登校対応の個別指導塾にしおぎ学院について

 

 

 

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