中高一貫校に入学後の不登校について
管理者用
★にしおぎ学院は不登校学習支援の個別指導塾です。近年、私立中高一貫校入学後に不登校に陥る中学生が急増しています。中学入試での心身への過度な負荷の反動、そして中学入学後の大きな挫折体験などが重なり、自己否定感情が大きくなっていった結果、就学に支障を来たすようになったのだと考えられます。
【目次】
◆【不登校からの学び直し】にしおぎ学院コース案内
1.中学入学からGW明けの1ヶ月間に不登校が急増
小学校中高学年で進学塾に通いつめ私立難関中学に合格。そして入学後に燃え尽きて、不登校に陥ってしまう中学生は多くなっているようです。
私たちの塾では例年、在籍生の8割強が中学受験経験者で占められていて、早い時期では中1のゴールデンウィーク前後に不登校に陥るケースも少なくありません。入学シーズンからゴールデンウィークにかけての約1ヶ月あまりの期間が、中学受験後の不登校に陥る最初のピークであると言えるかも知れません。
原因はいくつか考えられますが、①中学受験後の燃え尽き②授業進度についていけない③急激な人間関係の変化④早朝の満員電車による遠距離通学など様々です。これらが複合しているケースもあります。
また中学生の年齢は、起立性調節障害〔OD〕の好発年齢とも重なるため、この時期に起立性調節障害を発症してしまうと、気温が上昇する6月頃から夏にかけて症状が悪化し、昼夜逆転の夜型生活が常態化し、不登校が固定化していく可能性もあります。
2.中高一貫校の多くは不登校でも高校に進級できます
中高一貫校の場合、中学時の出席日数が大幅に不足している場合でも、高校への進学・進級はエスカレートで可能だとする学校が普通のようですが、当然ながら高校では出席日数や定期考査の成績により単位取得をしなければならなくなり、進学・進級後も、起立性調節障害などが完治しないまま不登校の状態が改善されない場合は、なし崩し的に留年、そして中退を余儀なくされることになります。
難関の名門中学の入試を突破して合格しているとはいえ、2年~3年近くの学習ブランクがある場合、かりに復学してついていくだけでも容易なことではなく、こうした中高一貫校の場合、1年程度の前倒しで先取り学習をしていることが通例ですので、学業の遅れは公立中学の比ではありません。
中高一貫校の場合、高校受験という選抜が節目でないために、高校へ進級後もそのままずるずると不登校の状態を続けてしまい、中途退学を余儀なくされ、ひきこもり生活に入ってしまうというリスクもあるのです。
3.高校に進級しても学力は中学入学時のまま
前段で触れましたが、高校に進級しているとは言っても、高校受験による選抜を経ていないため、中学内容がほとんど身についておらず、中学受験後の状態から進んでいないということも珍しいことではありません。
結果的に、定時制や通信制の高校に転学せざるを得ない状況になっているというのが現状です。
当塾の定時制や通信制高校の生徒の中には、このような経緯で現在の定時制・通信制高校に在籍しているという高校生が比較的多く、中学入試・受験を経験しているとは言え、学力的には中1・2年レベルで止まっている状態なのです。
しかし、中学の基礎から学び直しても2~3年計画で勉強をすれば、何とかそれなりに大学受験を目指せるようになります。
元々のポテンシャルが高いこともありますし、定時制・通信制高校は卒業単位の取得が比較的容易であるため、時間的体力的に余力のある状態で大学受験の勉強に取り組むことが可能です。
◆【定時制・通信制高校からの大学進学】にしおぎ学院:大学受験コース案内
4.不登校からの学び直しは量より質が大事
中学の学び直しは必要です。しかし中学内容すべてをやるわけではありません。そんなことをやっていたら何年もかかってしまいます。大学受験に特に必要とされない学習内容については大胆にカットして授業を進めるようにしていますし、受験科目を絞れば、実は思っているほど難しいことではないのです。
中学受験後の燃え尽きやミスマッチなどで不登校に陥ってしまい、一度ドロップアウトしたからと言って決して悲観する必要はありません。勇気と自信を持って効率的な学び直しを行い、大学受験を目指すことは十分に可能です。
中学時代に不登校を経ている場合、かなりの焦りがあると思いますが、手当たり次第に何でもかんでもやっていたのでは、時間も足りませんし、焦りを更に助長するだけです。
学び直しを進めていくに当たっては、量より質が大事だということです。学習の質を高めることで、中学3年分の学習内容を、1年半~2年程度に圧縮することはそれほど難しいことではありません。
5.にしおぎ学院は不登校学習支援を専門とする個別指導塾です
にしおぎ学院は、不登校対応を専門に特化した、東京都杉並区の個別指導塾です。
にしおぎ学院では主に次のような生徒を対象とした、学習・受験指導を行っています。
・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)や都立チャレンジスクールの受験をお考えの、不登校の中学生
・中学時に不登校やひきこもりを経験され、通信制高校や都立チャレンジスクールに進学された、高校生(既卒生)
・高校入学後に不登校やひきこもりに陥り、通信制高校や都立チャレンジスクールに転学された、高校生(既卒生)
にしおぎ学院では、不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生への個別対応に万全を期すために、1部屋1名・1対1の個室による完全個別指導を行っています。
また、入塾をご希望の方には無料教育相談を行い、不登校の経緯・現状を詳しく把握するよう努めています。
にしおぎ学院の無料教育相談は完全予約制とさせていただいておりますので、ご希望の方は必ず事前にお申し込みください。お申し込みの際には、無料教育相談フォームをご利用ください。
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