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不登校
2018/02/08

【不登校 学習支援】私立中高一貫校入学後の挫折体験、不登校・ひきこもりについて

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不登校支援ブログ

「中1ギャップ」という言葉は公立中学を念頭に使われることが多いようです。しかし実際には、私立中高一貫校入学時で経験する環境の変化や負荷の大きさは、公立中学でのそれとは比較にならないほどのものです。学習進度の速さ(進学実績)、部活動の厳しさ(大会実績)、そして通学時間にかかる時間や労力など、心身の成長途上の中学1年生に大きな負荷がかかることは否定できません。私立中高一貫校ではメンタル面でのフォローもほとんどない学校が多いことも事実です。本稿では、私立中高一貫校で経験する不登校の深刻さと、その学習支援のあり方や、中学卒業後の進路の問題についてご説明させていただきます。

【目次】

1.中学受験後の燃え尽き、中学入学後の不登校

2.私立中高一貫校における不登校の特徴

3・中高一貫校のスピードについていくのが容易ではない

4.中学入学後の挫折体験から不登校・ひきこもりに

5.私立中学での挫折は誰にでも起こりえます

6.中高一貫校での不登校を経て通信制高校への進学・転学

7.にしおぎ学院は通信制高校生の大学進学をサポートします

8.不登校から学び直して真の学力での実力合格を目指します

9.【不登校 個別対応】にしおぎ学院の教育相談は無料です

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1.中学受験後の燃え尽き、中学入学後の不登校

都内の小学生の5人に1人が中学受験をするといわれていますが、中学受験後に燃え尽きて、そのまま春休みに入ってスマホ依存やゲーム依存になり、昼夜逆転して夜型の生活が常態化してしまい、修正できないままに新年度・新学期を迎えるというケースもあるようです。

また入学後に私立中学の授業進度の速さ、勉強量の多さに押しつぶされて、適応障害を起こしてしまい、中間テストの前後に不登校に陥ってしまうというケースはさらに多いといえます。

私たちの塾にも、公立中学の生徒を上回る人数で、私立中学(いわゆる進学校)の不登校生が入塾しており、年々増加している印象があります。

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2.私立中高一貫校における不登校の特徴

「中1ギャップ」といった場合、通常は公立中学での問題として捉えられ語られがちだと思いますが、中学受験を経て中高一貫校に進学した場合においても、特有の「中1ギャップ」が生じていると考えられます。

中学受験を経て中高一貫校に進学している場合、受験時の学力水準にそれほど開きはないと言えますが、逆に言えば同程度の学力水準の生徒たちがそのまま中学に入学するわけです。

この場合、どのような問題が生じやすいかと言えば、小学生時代に進学塾で一定レベル以上の優秀な成績をとっていたはずの生徒たちが、中学進学後にはほぼ横並びの状態になってしまうのです。

この結果、たとえば小学生時代に通っていた進学塾では教室内での成績が上位であった生徒の順位が、中学入学後には相対的に下がってしまうことは当然ありえるわけです。

常に10位以内に入ってきたはずの自分が、100位以内に入るのがやっとだ分かった瞬間、その状況を冷静に受け止められなくなることは十分に考えられます。中には失意に打ちひしがれてしまう生徒もいることでしょう。

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3.中高一貫校のスピードについていくのが容易ではない

さらに、中高一貫校は、大学進学実績を追及するため、通常、少なくとも1学年分程度は前倒しで授業を進めます。中2終了時点の段階で、中学3年間の学習内容を終え、中3から高1の内容に進めていきます。一度、ついていけなくってしまった場合、このスピードに追いつくことは容易ではないでしょう。

また地元の学区内にある徒歩圏の公立小学校に通学していた人の場合、電車・バスなどを乗り継いで遠距離の通学を余儀なくされることも心身の負担になることが少なくはありません。

そして言うまでもなく、学区内の「地元つながり」も希薄になり、それまで培ってきた地元での友人関係が急激に失われていくことも否定できません。

授業スピードについていけなくなるだけでなく、心のよりどころを失うばかりか、同級生たちは皆ライバルという環境に変わってしまうわけです。息抜きもできず、そして相談相手も、愚痴を言い合う相手もいなくなり、孤立は深まるばかりです。学校にもよりますが、一度取り残されたら学習面はおろかメンタル面のサポートもないということが多いようです。

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4.中学入学後の挫折体験から不登校・ひきこもりに

当塾に在籍している、特に通信制高校の高校生には、こうした中高一貫校特有の「中1ギャップ」を体験している生徒が少なくありません。

中学受験での成功体験が、中学進学後、一瞬にして打ち砕かれてしまい、数年を経た後も無力感と挫折感をもったままの生徒もいます。こうした挫折体験をケアし、意欲を喚起していくことは場合によって容易なことでありませんが、決して不可能ではないと考えます。

挫折は何らかの形で、程度の差はあれ、おそらく誰にでも訪れるものであり、それを少しずつ受け容れつつ、前進していくことは大切なことです。

しかしおそらく人生初めての挫折体験であり、特に小学生までは優等生・秀才と呼ばれていたような生徒の場合、受ける精神的ダメージは尋常ではありません。

一度折れてしまった気持ちを立て直すことは大人が考えているほど容易なことではないのです。

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5.私立中学での挫折は誰にでも起こりえます

私の塾では、自尊心を傷つけられ、心が折れてしまった不登校生の自己肯定感を取り戻してもらうよう心掛けています。

こうした私立中学特有の「中1ギャップ」での挫折体験は、その生徒特有のものではなく、誰にでも起こり得るものであることをゆっくり説明し、そしてその挫折体験は必ず乗り越えられるものであることもお話します。

「自分だけがひどい目にあっている」という被害者感情は、実は思い込みに過ぎないのです。

そして、乗り越えるための道筋を明確に示してあげること、乗り越えた先輩たちの成功体験についても、かなり具体的にお話しするようにしています。

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6.中高一貫校での不登校を経て通信制高校へ進学・転学

私立中学で不登校・ひきこもりが長期化していった場合、そのまま高校への進級が可能な学校も少なくありませんが、同じ学校に残り続けたくないという生徒もいます。

その場合は、通信制高校への進学をすることになり、私たちの塾にもそうした経緯で通信制高校に進学した高校生たちがたくさん通っています。

こうした通信制高校の生徒たちに再チャレンジの場を与えるために、中学の学び直しから始めることにしているわけですが、もともとポテンシャルの高い生徒も少なくないので、2~3年の勉強で、驚異的に学力が伸びる生徒も珍しくはありません。

可能性を追求することの意味、そして可能性は誰にも平等に与えられているということを、時間をかけてしっかりと分かってもらう必要があると思っています。

一度挫折を経験したからと言って、それで全ての可能性が奪われたと思い込んでしまうのは早すぎるし、あまりにもったいないことなのです。

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7.にしおぎ学院は通信制高校生の大学進学をサポートします

にしおぎ学院は、このように挫折体験を味わい、一度は心折れてしまったまま通信制高校に進学を余儀なくされた生徒たちの可能性を信じ、大学進学のためのサポートを行っています。

にしおぎ学院には、中学時代に不登校・長期欠席のため通信制高校への進学を余儀なくされた高校生たち、そして高校入学後に大きな挫折を経験して不登校に陥ってしまった高校生が、自らの再起をかけ、切実な思いで遠方から西荻窪に通われています。

にしおぎ学院の塾生たちの在籍校は次の通りです。実にさまざまな通信制高校の生徒たちが西荻窪に通塾しています。

都立砂川高校通信制課程、鹿島学園高校通信制課程、東海大望星高校通信制課程、駿台甲府高校通信制課程、聖パウロ学園高校通信制課程、立志舎高校通信制課程、科学技術学園高校通信制課程、NHK学園高校、あずさ第一高校、日々輝学園高校、東京国際高校、学芸館高校、星槎国際高校、つくば開成高校、クラーク記念国際高校、大原学園高校、八洲学園高校、ルネサンス高校、大智学園高校(聖進学院)、東京文理学院高等部、翔洋学園高校(WILL学園)、他

また上記の通信制高校のほかに、都立新宿山吹高校(定時制課程・普通科)、都立稔ヶ丘高校(三部定時制・チャレンジスクール)、都立荻窪高校(三部定時制)、国士舘高校(二部定時制)などの定時制高校・チャレンジスクールの高校生たちも大学受験を目指して通塾し、勉強に励んでいます。

【定時制・通信制高校からの大学進学】にしおぎ学院:大学受験コース案内

なお、不登校経験のある通信制高校の生徒に通常の塾・予備校とは異なるサポートが必要とされる理由についてはこちらをご参照ください⇒にしおぎ学院:不登校支援ブログ「通信制高校卒業生の進路未決定率について」

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8.不登校から学び直して真の学力での実力合格を目指します

にしおぎ学院では、基礎学力を重視した学習指導を通して、「真の学力」での「実力合格」(センター試験利用入試・一般入試での合格)を目指しています。

北海道大学、中央大学、成城大学、津田塾大学、國學院大学、日東駒専、武蔵野大学、そして私立薬科大・私大薬学部など多くの大学に、これまでセンター試験利用入試や一般入試での実力合格者を出してきました。

現在も、国立大学理系学部、私立薬科大・私大薬学部をはじめ、上智大学、G-MARCH、武蔵・成蹊・成城、日東駒専などを目指して多くの通信制・定時制高校の生徒たちが日々勉強に取り組んでいます。

そしてこうした高校生のほとんどが何らかの理由で大きな挫折を経験し、不登校・ひきこもりに陥っていた高校生たちなのです。

いつからでもやり直しは可能です。皆さんも是非、最初の1歩を踏み出してください!そして不安なことはどんなことでもお気軽にご相談ください!

【定時制・通信制高校からの大学合格】にしおぎ学院:大学受験コース案内

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9.【不登校 個別相談】にしおぎ学院の教育相談は無料です

 不登校・ひきこもりになった時期・背景、そして経緯や期間は生徒によって実にさまざまです。

にしおぎ学院では、不登校・ひきこもりの多様な状況に鑑み、入塾ご希望の方には必ず教育相談を行い、現状の把握に努めています。

勉強や進路のことだけでなく、学校のことや人間関係のことなど、どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。

にしおぎ学院の教育相談は無料ですが、完全予約制とさせていただいておりますので、必ず事前にお申し込みください。お申し込みの折には無料教育相談フォームをどうぞご利用ください。

【不登校 個別指導塾】にしおぎ学院:入塾までの流れ

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