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不登校
2018/02/09

高校生の20人に1人が通信制高校生です

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高校生の20人に1人が通信制高校へ

少子化に歯止めがかからない中、通信制高校の在籍数は19万人弱と減少する傾向にはなっていません。

高校生の20人に1人が通信制高校に在籍しているといわれており、通信制高校に進学・転学する生徒はいまや珍しくない状況となりつつあります。

また通信制高校は多様化しており、私たちの塾に通塾している高校生たちの在籍校だけでも次のような通信制高校があります。

都立砂川高校通信制課程、NHK学園高校、鹿島学園高校通信制課程、科学技術学園高校通信制課程、東海大望星高校通信制課程、駿台甲府高校通信制課程、聖パウロ学園高校通信制課程、立志舎高校通信制課程、日々輝学園高校、クラーク記念国際高校、星槎国際高校、わせがく高校、あずさ第一高校、東京国際高校、学芸館高校、翔洋学園高校、大原学園高校、東京文理学院高等部、八洲学園高校、大智学園高校、ルネサンス高校、N高校、他

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通信制高校へ進学・転学するさまざまな理由について

次に挙げる〔1〕~〔3〕は、私たちの塾でのこれまでの生徒対応の事例の中で、最も頻度の高いものです。

言うまでもなくこれら3つのケース以外にも様々なケースが考えられますが、あくまで代表事例としてご理解ください。

〔1〕公立中学で不登校・ひきこもりを経て通信制高校へ新入学するケース

〔2〕私立中高一貫校での中学時に不登校・ひきこもりを経て通信制高校へ新入学または転入学するケース

〔3〕国公私立の難関高校に入学後、不登校・ひきこもりを経て通信制高校へ転入学するケース

上記の3つのケースについて、具体的に以下ご説明させていただきます。

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〔1〕公立中学での不登校・ひきこもりを経て通信制高校へ

公立中学で、中1ギャップなどを経験して不登校・ひきこもりになり、通信制高校へ進学するケースですが、この場合、不登校になってから次のようなケースが考えられます。

①保健室登校など、別室登校をしていた

②適応指導教室に通っていた

③通級学級に通っていた

④フリースクールなどのオルタンティブスクールに通っていた

⑤どこにも行かず自宅(あるいは自室)にひきこもり

公立中学の不登校の原因で多いのは、いじめ、学級崩壊、学校生活・部活動での人間関係のこじれで、中には精神疾患を発症していることも原因の一つと考えられます。

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公立中学で不登校になった場合の進路について

公立中学で不登校・ひきこもりに陥ってしまった生徒の中学卒業後の進路選択としては次のようなものが考えられます。

①都立新宿山吹高校(定時制・通信制)を受験する

②都立チャレンジスクールを受験する

③その他の都立高校の定時制・通信制を受験する

④上記①~③と私立高校の定時制課程を併願・受験する(具体的には国士舘高校定時制課程など)

⑤一般受験をしないで私立の通信制に進学する

⑥高校には進学せず高卒程度認定試験を受検し、高校卒業資格の取得を目指す

⑦何もしない

これらの場合、①~③の受験に失敗した場合に、私立の通信制への進学を余儀なくされるケースがあります。

また学科試験のある都立の定時制・通信制を受けず、最初から私立の通信制に入学する生徒も増えていることは事実です。

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新宿山吹、チャレンジスクールは入りやすいわけではない

不登校・ひきこもりの中学生が増加していることもあり、都立新宿山吹高校や都立チャレンジスクールの競争率は上がっており、これらの高校への進学はけっして容易であるとは言えない状況になっています。

次に述べるように、都立新宿山吹高校に関しては、私立中高一貫校などの進学校の中学生にも不登校が増えていることもあって、そうした生徒が流れている傾向が年々強まっています。このため新宿山吹高校はさらに受かりにくくなっているのが現状です。

新宿山吹の受験を断念した生徒がチャレンジスクールに流れる可能性もあるため、チャレンジスクールもけっして入りやすいとはいえなくなっているのが現状です。

こうした流れもあって、都立新宿山吹やチャレンジスクールの進学を断念した生徒の多くが私立の通信制高校に進学するようになっているわけです。新宿山吹やチャレンジスクールを志望する中学生の中には、私立の通信制高校を併願するという生徒も増えてきています。

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〔2〕中高一貫校で中学入学後に不登校になり、通信制高校へ

学業不振によって、高校への進級が厳しくなるケースは進学校であるような私立中高一貫校に見られがちです。しかし、単純に学業不振と言うだけでなく、不登校などと重なっていることも最近は多く、一概に学業不振だけが理由であるとも言えなくなってきています。

①中学時代の学業不振、不登校のため中3時点で都立新宿山吹高校などの受験を考える

②高1には進級させてもらえると言われたので、進級したが状況が改善せず、通信制高校へ転学・転籍する

③上記のほか、高2、高3の時点で通信制高校へ転学・転籍を余儀なくされることもある

私たちの塾に来る元中高一貫校の通信制高校生の中では、①②が大半を占めており、①のケースでは都立高校受験に失敗して私立の通信制高校にやむなく進学したという生徒が多いようです。また②については、不登校や学業不振が高1に進級後もまったく改善されなかったというケースで、非常に多いパターンだと言えます。

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中学受験の詰め込みの反動で中学入学後に不登校に

中高一貫校入学後の不登校の原因として多いのは、中学受験の際の詰め込みによる受験後の燃え尽き症候群です。

小学生の中学年から高学年にかけて、相当な負荷をかけられていたための反動だと考えられますが、児童の許容範囲を超えた無理のある詰め込みを行った場合、中学受験合格後から入学後にかけて燃え尽きてしまい無気力になり、何も手につかなくなってしまうことがあります。

この結果、入学直後はほぼ横並びであったはずの学力に格差が生まれ、その学力格差は急激に拡大することになります。

5月ゴールデンウィーク明けの最初の中間試験や7月の期末試験などで、かなり早い時期に成績が急降下し、授業進度にもついていけなくなり、不登校の原因となっていきます。こうした中学生は近年増えている印象があります。

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〔3〕国公私立難関高校入学後に不登校になり、通信制高校へ転学

国私立の難関進学校に高校受験で合格するのは、上記の中学受験よりはるかに大きな負荷をかけられることになります。

難関の進学校の場合、中高一貫校であることが通例であり、大半の生徒は中学受験で確保してしまっているため、高校入試での募集定員枠は中学入試のときよりも絞られていることが普通だからです。

このような苛烈な受験勉強を経て高校入試に合格すると、解放感で春休み期間中にネット依存やゲーム依存になることも少なくありません。この状態が続くと昼夜逆転して夜型の生活になってしまいますし、一度乱れた生活リズムを元に戻すことは容易なことではありません。

そのまま5月のゴールデンウィークに突入して、この長期休暇期間中に、さらに状態が悪化して、最初の中間テストを迎えることになるわけです。

この場合も、短期間で学業成績は悪化し、さらに夜型生活のまま睡眠不足で満員電車で通学を続けねばなりません。やがて、遅刻・早退が増え、学校も休みがちになっていきます。そして不登校に陥った場合、次のような進路選択を余儀なくされます。

①都立新宿山吹高校定時制の転学試験を受験する

②通信制高校に転学・転籍する

①の場合、前籍校で19単位以上の単取得が受験要件となりますが、この要件を満たしていない場合、再受験という形を取らざるを得ず、もう一度、高校入試を受けることになります。

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通信制高校に転入学するそのほかのケース

通信制高校の生徒の多くは〔1〕~〔3〕のケースで占められていると言っていいのですが、都立中堅の高校に進学した後に不登校になってしまうケースもあります。この場合は、再受験するというより、そのまま通信制高校に転学・転籍するケースが多いという印象があります。

また都立中堅校に進学した生徒の場合、中学時代に不登校などの経験がまったくないという生徒も多く、高校入学後にはじめて不登校を経験するする生徒が多いという特徴があります。

高校入学後の不登校の原因としては、精神疾患などのほか、学校生活の人間関係の中での同調圧力に耐えられなくなり、教室に入れなくなった、登校できなくなったということが見受けられます。

このような同調圧力による不登校は、難関校や中高一貫校ではあまり見られない性質のものです。

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多様化する不登校・ひきこもり

このように一言で通信制高校生と言っても、通信制高校へ行くことになった経緯は実に多様なのです。

そして中学時代に不登校・ひきこもりを経験していたといっても、その時期や背景、期間や経緯などは生徒それぞれ異なるものです。

このため、学び直しやメンタルフォローの仕方は、完全に個別に対応するしかなく、全員に対しての均質的な対応はほぼ不可能であると言っていいでしょう。

現在、通信制高校が増加して多様化している背景には、こうした不登校・ひきこもりの多様化があるものと考えられます。

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通信制高校卒業生の2人に1人は進路未決定です

通信制高校卒業生の進路未決定率は45パーセントに達しており、非常に深刻な問題であると言わざるを得ません。つまり、約2人に1人は卒業後の進路未決定者であるというのが厳しい現実なのです。

不登校・ひきこもりになった原因・経緯は生徒各人によって異なりますので、ひとりひとりに対する丁寧なサポートが求められますし、高校生たちをニートにしないためにも、的確な指導が必要になってくるでしょう。

そしてこれまでのように、ただ「中学に受かればいい」、「高校に受かればいい」という、紋切り型の台詞だけで小学生や中学生たちをせきたてることは、場合によっては、その生徒のその後の人生に深刻な影響を及ぼしかねないのです。

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にしおぎ学院は通信制高校生のための個別指導塾です

にしおぎ学院は、不登校対応を専門に特化した学習・受験指導を行っている、東京都杉並区の個別指導塾です。

にしおぎ学院では主に次のような生徒を対象とした、学習支援(中学の学び直し)や大学受験の指導を行っています・

・中学のときに不登校・ひきこもりを経験されて、通信制高校へ進学された高校生(既卒生)

・高校進学後に不登校・ひきこもりに陥り、通信制高校へ転学された高校生(既卒生)

にしおぎ学院では、不登校・ひきこもり経験のある通信制高校の高校生や既卒生への個別対応に万全を期するため、個室による1部屋1名・マンツーマンの完全個別指導を行っています。

また、不登校・ひきこもりの経緯や現状についての具体的な把握に努めるために、入塾・受講をご希望の方には必ず個別で無料教育相談を行っています。

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通信制高校の高校生・既卒生のための無料教育相談

不登校・ひきこもりの時期・背景、期間・経緯などは生徒によってかなり異なっているのが現状です。

このため、にしおぎ学院では入塾ご希望の方には必ず無料教育相談を行い、入念なヒアリングを通じて現状の把握に努めています。

無料教育相談は完全予約制とさせていただいておりますので、必ず事前にお申し込みください。

お申し込みの際には、無料教育相談フォームをどうぞご利用ください⇒無料教育相談フォーム

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