不登校・通信制高校からの大学受験
管理者用
中学時代の不登校を経て、大学受験は可能なのか?
中学時代に長期間の不登校を経験されて、通信制高校に進学された人たちの多くは、基礎学力に全く自信が持てず、いざ大学受験を目指して勉強を始めたいと思っても、一体どこから手をつけていいのか分からず途方に暮れてしまうようです。
また、あまりにも学習ブランクが長いため、やるべきことが多過ぎて間に合わないのではないかという不安もあり、やる前から投げ出してしまうことも多いのではないでしょうか。
しかし、焦ることはありません。不登校経験のある生徒の大学受験にとって大切なことは、≪選択と集中≫です。
この≪選択と集中≫の意識を明確に持つことで、受験勉強のストレスを軽減し効率的に学習を進めていくことが容易になります。このことについて次に述べていきたいと思います。
受験勉強における≪選択と集中≫の大切さ
通信制高校では、高校卒業に必要な単位が比較的容易に取得できる上、全日制のような時間的な縛りがないため、時間にゆとりがあり相当な自由度があります。
また、大学受験をする際には、たとえば私立文系の場合、入試科目は2~3教科ですし、中学時代に不登校を経験した生徒にとって、それほど不利な条件ばかりではありません。
多くの通信制高校生は高校入試を経験していない(都立新宿山吹高校通信制課程は除く)ので、大学受験の勉強など到底手につかないという点についても、必要以上に心配することはありません。
高校入試に出題される内容について、全てを習得していなければ大学受験ができないということはありませんし、上述したように、私立文系一般入試に限って言えば、2~3教科が通例なので、全ての教科が満遍なく習得できていないといけないというわけではありません。
このように≪選択と集中≫を徹底することで、無駄を省き受験勉強を効率的に進めることは十二分に可能なのです。
不登校経験のある通信制高校生が気をつけるべき点
但しこの場合、次の点には特に注意が必要です。
①たっぷりと時間があるからと言って、だらだら過ごしていいというわけではない。
②数学や英語の学び直しを行う場合、中学の教材を全部やり直す必要はない。
③極端な目標を掲げない。無理はしない。「太く短く」ではなく「細く長く」というスタンスが大切。
①⇒通信制高校の生徒に、時間的にかなりの自由度があることは先にも触れましたが、時間があるからと言って不規則な生活をだらだら過ごしていいというわけではもちろんありません。時間的なゆとりを自らのアドバンテージだと意識して、有効活用することが大切です。だらだら過ごしていると、時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。
②⇒中学の学び直しの際に陥りやすい傾向としては、全てをやり直さねばならないと思い込んでいる人が非常に多いようです。大学受験に直結しない、あるいは大学受験の勉強の土台とならない部分に関しては、大胆にカットして勉強を進めていかなければ、時間がいくらあっても足りません。復習のための復習は、かえって学習効率を下げてしまいますし、モチベーションの低下も招きかねませんので注意が必要です。
③⇒学習の遅れを取り戻そうとするあまり、むちゃくちゃな学習計画を立てたり、極端な目標を掲げたりする生徒がいます。焦りや苛立ちのため、先走ってしまうのは分かりますが、これは非常に危険です。以前にもブログで触れたことがありますが、短期間での詰め込みによって性急に結果を求めると、あっと言う間にオーバーヒートして燃え尽きてしまいかねません。
中学時代の不登校の遅れは必ず取り戻せる
時間を大切にするという意識を持つこと、規則正しく自分のペースを守ること、無駄を省き効率的に勉強を進めること、極論に走り過ぎない(暴走しない)ということ、これらに十分気をつけつつ、最後に一番大切にしてほしいことは、自信を持つこと、自分を信じるということです。
一度や二度の失敗や挫折は、人生においては当たり前のことですし、そのことで必要以上に自分を貶めることはないということです。自らを責め、マイナス思考になるのではなく、現在のネガティブな状況を前向きに打開していこうとする気持を持つことは大切なのです。
多くの通信制高校の生徒たちが大学に進学を果たしていますし、自分だけが取り残されていると卑屈になる必要など全くありません。大事なことは、躓いてもそこから立ち上がれるかどうかと言うことなのであり、躓きはどんな人間にもあるのです。
だらだら過ごしていたらあっという間に中学3年間が終わってしまったということは、すでによく分かっているはずです。くよくよしたり、不登校・ひきこもりに陥っていた時期のことを後悔し続け、落胆と失望を繰り返すのではなく、効率的かつストレスの少ないやり方で、受験勉強に取り組んでください。
にしおぎ学院は不登校対応専門の個別指導塾です
にしおぎ学院は、不登校対応を専門に特化した学習支援や受験指導を行っている、東京都杉並区の個別指導塾です。
にしおぎ学院では、主に次のような生徒を対象とした、学習支援(学び直し)や高校・大学受験の指導を行っています。
・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)や都立チャレンジスクールの受験をお考えの、不登校の中学生
・中学のときに不登校・ひきこもりを経験され、都立チャレンジスクールや通信制高校に進学された、高校生(既卒生)
・高校入学後に不登校・ひきこもりに陥り、都立チャレンジスクールや通信制高校などに転学された、高校生(既卒生)
にしおぎ学院では、基礎学力にまったく自信が持てないという不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生への個別対応に万全を期すために、1部屋1名・1対1の個室による完全個別指導を徹底しています。
また、不登校の経緯・現状の正確な把握に努めるため、入塾をご希望の方には必ず無料教育相談を行っています。
【不登校】にしおぎ学院の無料教育相談について
不登校・ひきこもりの原因や経緯、そしてその期間や現状などについては、人によって実にさまざまです。
このため、にしおぎ学院では、入塾・受講をご希望の方には必ず無料教育相談を実施し、1時間程度のヒアリングを通して、不登校・ひきこもりの経緯や現状の正確な把握に努めるようにしています。
なお無料教育相談は完全予約制となっておりますので、必ず事前にお申込みお願い致します。お申込みに際しましては、≪無料教育相談フォーム≫をご利用ください⇒≪無料教育相談フォーム≫はこちら
★不登校対応の個別指導塾にしおぎ学院≪大学受験コース≫ご案内はこちら
Facebookで更新情報をチェック!
関連記事
Category
- 不登校 (696)
- チャレンジスクール (624)
- 通信制高校 (590)
- 定時制高校 (530)
- フリースクール (232)
- 発達障害 (147)
- 学習支援 (114)
- 入塾者募集 (106)
- うつ病 (98)
- 不安障害 (93)
- お知らせ (81)
- 大学受験 (74)
- 求人 (71)
- いじめ (43)
- ニート (25)
Tags
- 個別指導 (395)
- 都立新宿山吹高校 (320)
- 都立稔ヶ丘高校 (279)
- 適応指導教室 (270)
- 都立世田谷泉高校 (248)
- 大学進学 (246)
- 保健室登校 (242)
- 起立性調節障害 (236)
- 夜型 (220)
- 昼夜逆転 (214)
- 燃え尽き (202)
- 通級学級 (195)
- 特別支援学級 (185)
- 自習室 (157)
- 詰め込み (150)
- 中学3年生 (139)
- トライ (114)
- さざんかステップアップ教室 (114)
- ブリッジスクール (112)
- 中1ギャップ (107)