勉強の辛さから、知ること学ぶことの面白さへ（不登校生の意欲喚起）

不登校の生徒が抱きやすい勉強に対する強い嫌悪感

不登校に陥っている場合、極度の学業不振、学力の急激な低下、そしてその結果、勉強嫌いになっていることが多々あります。

まず、このような経緯で勉強嫌いになってしまっている場合は、「勉強はつらい」「勉強は大変だ」「勉強はつまらない」という先入観や固定観念を少しずつ払拭していく必要があります。

ここでも、「勉強するのは当たり前のことだ。みんな我慢して頑張っている。」という正論を押し付けることは厳禁です。不登校を経験している中学・高校生の大半にとって、実はこうした正論は自明のことであり、問題なのはこうした正論を受け容れることができなくなっているということなのです。

強制的にやらされているという受身の捉え方そのものを反転しない限り、不登校生の根強い勉強嫌いを克服することはなかなか難しいのではないでしょうか。興味を持ってもらうこと、知りたいという気持を持ってもらうことが大切になってきます。

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不登校生にとって大切なのは、学ぶことの面白さを知ること

勉強するように無理矢理に仕向けるのではなく、学ぶことの面白さや知ることの楽しさを教えていく過程の中で、結果的に勉強することの大切さを再認識してもらうことの方が重要なのです。嫌いなものを無理に好きになれというのは暴論に過ぎませんし、不登校経験者の生徒にとってそうした暴論はすでに聞き飽きたものなのではないでしょうか。

前回のにしおぎブログで「大学生の不登校」の問題に触れましたが、意欲低下やモチベーションの低下こそが、問題の本質にあると言えます。知的好奇心や探究心と言い換えてもいいのですが、こうした原動力が皆無の状態で、ただ「勉強しろ」と繰り返したところで、何の意味もないのです。

勉強に対して強い嫌悪感を抱いている不登校生に対しては、知的好奇心を引き起こしてもらうために、授業の工夫が絶えず必要とされてきますし、このことは教える側にとっても、新たな学びの可能性を探究するための有意義な機会になることは間違いありません。

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不登校生に必要なのは知的好奇心

「もっと知りたい」「もっと分かりたい」「もっと学びたい」という知的好奇心を喚起することで、はじめて学習意欲やモチベーションが向上していくのではないでしょうか。歴史を教えるときは、大河ドラマをネタにしたした話をしてあげる、政治経済を教えるときは、最近の国際情勢の話に触れてあげる、など知的好奇心の喚起の仕方は様々です。教える側の、ちょっとした工夫によって勉強を押し付けるのではなく、生徒の関心領域を広げてあげることは可能なのです。

不登校経験者の生徒には、「こんなこと知ってて何の役に立つのか」「勉強なんて苦痛なだけだ。何の面白味もない。」ということを口にする人が時々います。こうした生徒には、知ることそれ自体の面白さや、学ぶことそれ自体の楽しさを知ってもらえるように、教える側は常に話の内容に工夫をしていく必要があります。

一人でも多くの不登校経験者の中学・高校生が、知的好奇心を喚起され、知ること学ぶことの面白さに気づいてくれるように意識して取り組むことが学習指導の前提なのです。その結果、自ら学ぶようになり、やがて率先して勉強に取り組んでくれるようになれば、こちらが勉強することを強制する必要などありません。当塾から、大学入試で実力合格を果たして大学に進学している元教え子たちには、教職を目指している人もいますが、今度は自らが学びの面白さを後進に伝えていこうとしています。

こうした人たちを一人でも多く増やしていくことが、大切な仕事であると考えています。受験テクニックを無理に押し込むことより、こうした意欲喚起こそが重要なのです。

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にしおぎ学院の無料教育相談について

にしおぎ学院は、不登校・ひきこもりに陥っている中学・高校生、そして不登校・ひきこもり経験のある通信制高校やチャレンジスクールの高校生（既卒生）を対象とした、東京都杉並区の個別指導塾です。

不登校・ひきこもりの原因、経緯、期間、そして現状は、人により実にさまざまです。このため、にしおぎ学院では入塾をご希望の方には必ず無料教育相談を実施し、１時間程度のヒアリングを通して状況の把握に努めています。

無料教育相談は完全予約制とさせていただきますので、必ず事前にお申込みお願いします。お申込みに際しましては、≪無料教育相談フォーム≫をご利用ください⇒≪無料教育相談フォーム≫はこちら

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