中学入試後の燃え尽きから不登校に
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中学入試後の燃え尽きからネット・ゲーム依存へ
中学入試のシーズンが到来しますが、中学入試後に受験勉強のストレスから一気に燃え尽きてしまうことがあります。程度の差はあれ、中学受験の大手進学塾などでは正月特訓なども行われていますし、年末年始の時期は特に受験勉強がヒートアップする時期でもあります。
受験勉強の抑圧から解放された小学生が最も気軽に気晴らしできるものは、ネットでありネトゲです。
特に中学の合格発表の後などに、親に許されてそれまでずっと我慢してしたネットゲームなどを始めて、知らないうちにのめり込み、歯止めが利かなくなり気がついたら明け方までゲームに熱中していたなどというケースは、近年少なくないでしょう。
家庭のパソコンはネットに接続できる環境にあるはずですし、子どもたちは簡単にネットを利用できます。
中学入試の重圧から解放され、合格発表の後などは特に気持が緩んでいるときでもあります。気が緩んでいるようなときに、軽い気持でネットゲームを始めてしまうわけですが、本人の気がつかないうちにあっという間にネット(ゲーム)依存症になってしまうわけです。
◆不登校・ひきこもりとネット依存症①~⑥〔にしおぎブログ一覧〕
中学入学前の春休み中に昼夜逆転して夜型生活に
きっかけは、入試も合格発表も終わったからという些細なことですが、ネット依存症は、やり始めて短期間のうちに依存症になってしまうのが最大の特徴なのです。
入試が終わって1ヶ月も経たないうちに昼夜逆転して完全な夜型の生活になり、春休みに入り、やがて中学への入学時期が近づいてきますが、このネット依存症、ゲーム依存症は、一度なってしまうとそう簡単に治るものではありません。そして、中学入学前の春休みの間にネット依存はさらに悪化していきます。春休みの間もネットゲーム中心の不規則な生活が続き、すでに普通に登校できる状態ではなくなっていますが、難関を突破してせっかく入学を決めた中学に登校しないわけにはいきませんので、入学式から登校しますが、むろん既に寝不足での状態です。
4月になり中学の新学期の授業が始まりますが、寝不足のため言うまでもなく授業にはまったく集中できません。おまけに中高一貫校の授業進度はスピードが速い上に、学習量も多く、学習スピードや学習量にはとてもついていけなくなります。
新学期早々の4月当初からこの状態が続きますが、だからと言ってネットゲームから離れることは、この時点では最早できなくなっています。後戻りはできません。
夜通しのネットゲーム、睡眠不足での登校という不健全な学校生活が約1ヶ月続き、ゴールデンウィークに突入します。このゴールデンウィーク中に生活の建て直しをすればいいと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろ依存症が悪化してしまう危険性の方が大きいと言えるでしょう。
中1のゴールデンウィーク明けが大きな山
大型連休明けや長期休暇明けになると不登校が増えると言われますが、中学1年のゴールデンウィーク明けは、非常に大きな山となります。特に、中学入試後の燃え尽きによってネット依存症になった状態のまま中学に入学しているような場合は、ゴールデンウィークは最もハイリスクな期間であると言えます。
中1のゴールデンウイーク明けから不登校が始まってしまった場合、その後、長期化する可能性もありますし、不登校期間が延びれば延びるほど、復学することが難しくなります。すでに触れましたが、中高一貫校はただでさえ授業スピードが速く、学習量も公立中学とは比較になりません。不登校でしばらく休んで中学に戻ったとしても、その授業についていくことは不可能な状態になっているのです。
このように、せっかく努力して中学入試を突破して志望校に入学を決めたとしても、その後の中学生活がスムーズに続けられなくなる中学生が増えています。そして、気晴らしのために軽い気持で始めたネトゲの依存症になり、抜けられなくなり、昼夜逆転した生活が常態化していくのです。
特に中1の場合、ゴールデンウィーク期間中に何とか生活リズムを立て直せるように意識することは重要です。そのまま何の対策もせず過ごしてしまうと、あっという間に中3になり、せっかく中高一貫校に入ったのに、他の高校を受験せねばならない状況になるのです。
欠席日数が多いことや、定期試験を受けられなかったことなどが重なり、内申を見ない高校を受け直すということになるわけです。場合によっては、学力試験を実施しない高校を受験せざるを得なくなります。選択肢は大幅に狭められることになるのは仕方ありません。
中学入試合格直後からの過ごし方がとても大事です
当塾に在籍している、主に通信制高校の生徒の多くは、中学受験を経て中高一貫校に進学しており、中1の早期の時点でネット依存から抜けきれなくなっています。
中学入試に合格した直後から、中学入学前の春休みの期間にかけての過ごし方が、実は非常に重要であるということになります。そして、この期間中にネット依存やゲーム依存になっている、あるいはなりかけているようであれば、生徒の周囲の大人たちが早急に対応する必要があるということです。
ネット依存症、ゲーム依存症は1ヶ月程度でなってしまうのです。なってしまうのは簡単ですが、そこから抜け出すのはきわめて難しいと言われており、「中学受験で頑張ったのだから、息抜きも必要。ネットゲームぐらい。」などと軽く考えてしまうと取り返しのつかないことになるでしょう。
そしてゴールデンウィーク期間が明けるまでに手を打たなければ、その後、長期化するリスクは増大するのです。ネット依存から不登校になっている生徒たちの保護者の多くは、ネット依存を軽視していた傾向があります。
「もう合格したのだから、しばらくは大目に見てやろう」「どうせネットゲームなんてすぐにやめられるだろう」などという考えはきわめて危険だということです。子どものその後の人生や将来設計にも関わる問題であると言っても過言ではないでしょう。
にしおぎ学院は不登校対応専門の個別指導塾です
にしおぎ学院は不登校対応を専門に特化した学習・受験指導を行っている、東京都杉並区の個別指導塾です。
主に次のような生徒を対象にした、学習・受験指導を行っています。
・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)や都立チャレンジスクールへの進学をお考えの、不登校の中学生
・中学のときに不登校・ひきこもりを経験され、通信制高校や都立チャレンジスクールに進学された高校生・既卒生
・高校入学後に不登校・ひきこもりに陥り、通信制高校や都立チャレンジスクールなどに転学された高校生・既卒生
にしおぎ学院では、不登校・ひきこもり経験ある中学生、高校生、高校既卒生への個別対応に万全を期すために、個室による1部屋1名・マンツーマンの完全個別指導を行っています。
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