【不登校個別指導】週2コマから始める不登校中学・高校生の学び直し
管理者用
不登校からの急発進・詰め込み・燃えつきを避けるために
にしおぎ学院では、長期欠席や不登校の期間が長い生徒の方に、いきなり多くのコマを取らせることをお勧めしていません。それと同時に規則正しいリズムで学習習慣を身につけていただくために、週2コマ(1コマ80分)からの受講をお勧めしています。
他の個別指導塾(特に大手進学塾)では、不登校期間中の学習ブランクを短期間で一気に取り戻すという名目で、いきなりたくさんのコマを取るように勧めることが通例になっているようですが、この結果として、1~2ヶ月程度、早ければ数日で息切れして燃え尽きてしまったという中高生が数多く、うちの塾に相談に来られるのです。
特に、不登校の期間が1年を超えているような場合、生徒本人だけでなく、保護者の方の焦りもピークに達していることが少なくなく、とにかく遅れを取り戻すことに躍起になってしまうのだと思いますが、これは非常に危険なことだといわざるを得ません。
不登校生のはやる気持ちにはブレーキが必要です
不登校が長引いていて、少しずつ調子が回復してよくなってくると、子ども自身も親も、「これならいける!さあがんばろう!」という気持ちになります。しかしここでの焦り、見切り発車は要注意です。
子ども自身は、こみ上げてくる焦りを自分でコントロールし抑えることができません。
不登校になり意欲を失って無気力になっていた時期が長期間続いていたとしても、少し回復すると思いに任せて行動に出ようとしがちになります。このような場合、周囲の大人がブレーキをかけないといけなくなることもあります。
子どもが元気になると親は安心しがちですが、元気そうに見えても数日後には疲れきってあっという間に元に戻ってしまいます。子どもが暴走して疲れが出始める前に、親がブレーキをかけてあげる必要があります。
不登校から回復していく時期こそ慎重に
不登校・ひきこもりの期間に休養している間に充電し、エネルギーがたまってくると元気になり、あれこれと考えるようになり一時的に活動的になります。しかし、それはあくまで「一時的」なものだと考え慎重に見守るべきでしょう。
調子が元に戻ってきたように見えても、がんばりすぎてしまうと、あっという間に息切れして元の無気力な状態に戻ってしまう危険性があるのです。親は、やる気を取り戻した子どもの背中を押したくなると思いますが、むしろ親は子どもの暴走を引き止めることに徹することも時には大切なのです。
子どもが元気になり、やる気を起こしたとしても、どこまでできるかは見極めがなかなか難しいところですが、子どもに焦りがあり、「早く他の同学年の生徒たちに追いつきたい」、「入試に間に合わせたい」という思いが強く、がんばりすぎて疲れが見えるような場合は、しばらくは親が適宜ストップをかけつつ様子を見ることが重要です。
親が子どもと一緒になって焦るようなことがあると非常に危険です。はじめのうちは、体を少しずつならしていくぐらいの気持ちで勉強を始めたほうがいいでしょう。
◆【不登校・ひきこもりからの学び直しの塾】にしおぎ学院TOP
週2コマから始めて徐々に体をならしていく
1~2年の遅れが、2~3ヶ月で取り戻せるというような極端な考え方をする生徒も珍しくありません。
しかし、たとえていえば、何年も全力疾走していない人に、いきなり100メートル走を何本も走らせたり、あるいは持久走を走らせるようなものです。
不登校・ひきこもりの期間が長ければ長いほど、長時間の授業や勉強に耐えられるだけの体力も集中力もありませんし、精神的にも体力的にも、本人が考えている以上の負荷をかけることになりかねません。
中には、「かつて中学受験(あるいは高校受験)の際には、進学塾でガンガンしごかれていたし、8時間ぐらい通しても大丈夫」とか「この子はやる気になればできる子なのだから大丈夫」などと言われる保護者の方もいらっしゃいますが、問題なのは不登校になってどれぐらいの期間が経過しているか、そしてその不登校・ひきこもりの期間中にどのような生活を送ってきたのか、ということなのです。
生活が乱れている生徒は特に要注意です
不登校期間が1年を超え、その間に昼夜逆転して夜型になってしまっている、それだけではなくネット依存、ゲーム依存、スマホ依存になってしまっている、などの状態であれば、いきなりハードなスケジューリングでの短期間の詰め込み学習はきわめて危険なものであると思います。◆不登校支援ブログ:不登校・ひきこもりとネット依存症①~⑥(まとめ)
つまり長期的に勉強を続けるのは非常にしんどいので、何とか短期間で終わらせてしまいたいという気持ちの表れだと思いますが、実はそうした近道はないのです。
週2コマからの学び直しを通じて、少しずつ学習リズムを取り戻し、様子を見て増やしていくというスタイルは、これまでの数多くの失敗例から学んだ教訓に基づいて形作られたものなのです。
無理をさせないこと、続けさせること、そして結果よりプロセスを重視すること、この3点は、不登校対応の際に、肝に銘じるべきことだと考えています。
焦る気持ちを抑えて、はじめのうちは週2コマからスタートして、体をならしながら様子を見て、授業コマ数を増やしていくようお勧めいたします。
まさに「急がば回れ」ということわざがぴったり当てはまります。
【不登校 個別相談】にしおぎ学院の無料教育相談について
にしおぎ学院は、不登校・ひきこもりに陥っている中学・高校生、そして不登校・ひきこもり経験のある通信制高校やチャレンジスクールの高校生を対象とした、東京都杉並区の個別指導塾です。
不登校・ひきこもりの原因、背景、経緯、期間、そして現状は、人により実にさまざまです。このため、にしおぎ学院では、入塾をご希望の方には必ず無料教育相談を実施し、1時間程度のヒアリングを通して、生徒の状況を正確に把握するよう努めています。
無料教育相談は完全予約制とさせていただいておりますので、必ず事前にお申込みいただきますようお願い致します。無料教育相談のお申込みに際しましては、≪無料教育相談フォーム≫をご利用ください⇒≪無料教育相談フォーム≫はこちら
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