不登校学習支援の新しいあり方としての《午後から授業》
管理者用《午後から授業》の必要性について
《不登校学習支援》といえば、午前中からの学習支援をイメージされる方が多いのではないでしょうか。《朝型の規則正しい生活リズム》を前提とした考え方を自明視した旧来の《学習支援》のあり方は、自主休校や不登校で昼夜逆転した生活が常態化した生徒たちに、果たして本当に適したものであると
11月を迎えようとしていますが、度重なる緊急事態宣言やそれに伴う自主休学などで、すっかり昼夜逆転して夜型の生活から抜けられず困っているという中学・高校生の皆さんも多いのではないでしょうか。
昼夜逆転の生活リズムが定着し常態化している子どもに対して、無理やり朝たたき起こすようなやり方が果たして、《不登校が学習支援》において本当に正しいあり方なのでしょうか。
正論や精神論を押し付けているつもりはなくても、実際には子どもに相当な負荷をかけている危険性があるとはいえないでしょうか。
起立性障害や睡眠障害、ゲーム障害はれっきとした疾患です
不登校・ひきこもりの期間が長い人の場合、起立性調節障害や睡眠障害のため「朝はつらくてどうしても起きられない」「午前中に起きたとしても気分が悪くフラフラして勉強どころではない」という人が少なくありません。
ゲーム障害によって、昼夜逆転の生活リズムが定着してしてしまっている人も最近は急増傾向にあります。上記の起立性調節障害などの場合、夜になると元気になるので、ゲーム依存やネット依存に陥りるリスクは高くなるといわれています。
また近年、WHOでも正式に認められた「ゲーム障害」も、起立性調節障害や睡眠障害のようにれっきとした《疾患単位》です。これらを正論や精神論、根性論で片付けることはもはやできなくなっているのが現状なのです。
無理やり午前中にたたき起こして乱れた生活リズムを治そうとしても、かえって体調を崩したり悪化したりする可能性もあります。つまり《疾患》である以上、治療が必要なものであるという認識を持っていただくことが大切なのです。
そして「午前中に起きられない」、「夜になると目がさえて元気になる」からと言って、中高生の場合は勉強しない理由にはなりません。これらのことは、しっかりと区別して考えるべきことなのです。
にしおぎ学院の昼夜逆転の生徒への対応について
こうした人たちへの配慮から、にしおぎ学院では平日昼間の午後2時から授業を開講しています。
「不登校学習支援」を行っている教育機関の中には、午前中から開講しているところが少なくありませんが、不登校生の昼夜逆転という状況に鑑みて、午後からの開講という形を取らせていただいています。
しかし、その一方で「昼間の明るい時間に外に出て人目につきたくない」「昼間よりも夜の方が元気に活動しやすい」など様々な理由から、「平日の昼間はどうしても外に出られない(出たくない)」、「平日の昼間は体がきついけど夜なら楽に外出できる」、という人が多いことも事実です。
つまり、人目につきやすい昼間より日が沈んだ夜の方が外に出やすいということです。
にしおぎ学院では、こうした様々なご事情に配慮して昼間だけでなく夜間にも授業を開講し、生徒の皆さんおひとりおひとりののご要望にお応えするようにしています。
午前中に起きることを強要することだけでは問題は解決しませんし、結局は一日中何もせず無為に過ごしてしまうことになるのです。目の覚める午後の時間帯や、頭が比較的冴えてくる夜間の時間帯に少しでも勉強する習慣をつけていくことが大切です。
平日の20時~21時20分に夜間授業を開講しています
不登校・ひきこもりの期間が長い人の中には「平日昼間に外出したくない」、「夜なら大丈夫(むしろ夜のほうがいい)」という人のほかに、「午前中だけでなく日中は体調が優れないが、夜になると元気になり頭がさえてくる」「自宅にいて夜になるとついついゲームをしてしまいのめりこんでしまうので外に出たい」という人も少なくはありません。
特に後者は近年急増している感があります
このような人のために、にしおぎ学院では平日月・水・木曜の20時~21時20分の時間帯に夜間の授業を開講しています。
あえて20時からの時間帯に夜間授業を設定しているのは、季節に関わらず確実に日没している時間帯だからです。
完全に日の暮れた時間帯なので、平日の昼間は人目が気になって外に出られない(出たくない)という人、体調面の理由などから昼夜逆転して夜型の生活になっている人も、ストレスなく安心して継続的に通塾することができます。
4月からの夜間授業の開講予定科目は次の通りです。
【夜間授業:4月からの開講予定科目】
数学:中学数学~高校数学(数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ)
英語:中学英語(英検3・4級レベル)~大学受験英語
国語:高校入試国語~大学受験国語(現代文・古文・漢文)
社会:世界史B、日本史B
理科:生物基礎・生物、化学基礎・化学、物理基礎・物理
※都立新宿山吹高校定時制課程の受験対策に特化しているため、中学理科・社会は開講しておりません。
※中学・高校の定期試験・進級対策などの補習は原則として開講しておりません。
にしおぎ学院は「1部屋に生徒1名・マンツーマン」の完全個別指導のため、教室定員は1名ずつとなっております。
定員を充足した場合は、生徒募集をいったん締め切らせていただいておりますので、あしからずご了承ください。
受講をご希望の方はなるべくお早めにお申込みお願いします。
入塾に関するお問合せは無料教育相談フォームをどうぞご利用ください。
通信制高校の長い春休みで夜型の生活リズムが日常化
通信制高校の春休みは、高校によっても大きく異なるかと思いますが、2~3ヶ月という長期に渡る学校も少なくありません。
通信制高校の生徒は、中学時代から夜型だった人が多いかと思いますが、このあまりも長い春休みのせいで、昼夜逆転の夜型生活が、ほぼ常態化してしまっているという人は珍しくないのではないでしょうか。
通信制高校に在籍している人にとって、平日の明るい昼間に外に出るということが精神的にもかなり苦痛になっているという人もいることでしょう。
しかし、こうした人たちが必ずしも「勉強をしたくない」「勉強は嫌いだと」と思っているわけではありません。しっかりと学び直したい、そして大学進学を目指したいという通信制高校の生徒たちは多いはずです。
「塾に通って勉強をやり直して大学受験を目指したいけど、平日の昼間から通塾するのはいろんな意味できつい」という通信制高校の皆さんにも、是非とも夜間授業を受講していただければと考えています。
また、一部の国私立大学では夜間部がありますので、将来への希望を捨てないようにしてください。夜型の習慣がなかなか治らないという人も、投げやりになって安易に進学をあきらめてしまう必要はありません。詳しくは次のサイトをご参考にしてみてください。
将来の進学に大きな不安を抱いている通信制高校の皆さんは、どうぞお気軽にご相談ください。
◆【通信制高校からの学び直し】にしおぎ学院:無料教育相談フォーム
新宿山吹1~3部、チャレンジスクール1・2部の人も受講
昼夜逆転している通信制高校の高校生や不登校に陥っている中学生のほかにも、都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)の1・2・3部の生徒や、都立チャレンジスクール1・2部の生徒も、夜間授業を受講しています。
にしおぎ学院で授業を開講している夜の時間帯は次の通りです。
17時~18時20分・18時半~19時50分・20時~21時20分
また、都立新宿山吹高校定時制課程や都立チャレンジスクールの授業時間帯は次の通りです。
(1)都立新宿山吹高校定時制課程の授業時間
1部(普通科):午前8時40分~午後0時20分
2部(普通科・情報科):午前10時40分~午後2時50分
3部(普通科):午後1時10分~午後4時50分
4部(普通科・情報科):午後5時25分~午後9時10分
(2)都立チャレンジスクールの授業時間
1部:午前8時50分~午後0時30分
2部:午後1時15分~午後4時55分
3部:午後5時20分~午後9時05分
※チャレンジスクール⇒八王子拓真高校(チャレンジ枠)、六本木高校、大江戸高校、世田谷泉高校、稔ヶ丘高校、桐ヶ丘高校
※授業時間帯は学校によって異なります。
詳細につきましては東京都教育委員会HPでご確認ください。
皆さんのご都合に合わせて受講する時間帯をお考えください。
◆【定時制・通信制高校からの大学進学】にしおぎ学院:大学受験コース案内
昼夜逆転の夜型生活が定着するとひきこもりが常態化します
夜遅くまでスマホやパソコンでネットに没頭し、日中はずっと寝ている生活が続き、習慣化してしまうと、不登校になり社会的ひきこもりに陥りやすくなります。
昼夜逆転の生活が長引くと、不登校・ひきこもりから脱却することは難しくなります。仮に生活リズムを直したとしても、身体的心理的な偏りは容易には修正できないのです。
自宅の自室にこもって夜中に好きなことをしているうちに、生活リズムが崩れ、このことに関しては当人も悩んでいないわけではりません。罪悪感や自責の念にさいなまれ続けている生徒が非常に多いのは事実です。
しかし日中、家族に顔を合わせるのがつらく、また夜中には家族に顔を合わせなくてすむため、精神的に楽になるということもあって、ますます夜型の生活リズムを変えることができなくなるのです。
◆【不登校・ひきこもりからの学び直しの塾】にしおぎ学院TOPへ
家族が起きる時間に就寝するという生活リズムの確立
日中も夜も、これといってやりたいことがなく、理由なく朝まで起きているわけですが、ネットで動画を見たりゲームをしたりし続けているうちにやめられなくなって、知らないうちにネット依存症になっていきます。
このような子どもの状態を見て、親がいらいらしてしまうのは当然です。子どもが一晩中ゲームをしていることに対して、親が子どもを叱責すると子どもが暴力的に反抗し、親子で殴り合いに発展することも少なくありません。
このように親子関係が険悪になってくると、ますます親と顔を合わせたくなくなり、親が出勤したり兄弟が登校したりし始める時間には、ネットを切りゲームをやめて眠りに就くようになります。
また仮に平日の昼間起きていたとしても、人が活動している日中の時間帯は気分がふさいでつらいので、日中の時間帯に外出するということも億劫になりがちです。
子どもの自尊感情を傷つけないようにしましょう
社会的ひきこもりが進行してくると、自室にひきこもることが増え、食事の時間になっても家族と食卓につこうとしなくなります。食事は、家族が完全に就寝した夜中にひとりでこっそりと食べるようになり、食卓や冷蔵庫にあるものを勝手に食べたりしています。
不登校の期間が長期化し社会的ひきこもりの状況に陥っていると、このような状況になることがあります。このような場合、子どもが苦痛を感じるような話題は食卓では極力避けるようにして、基本的には学校や勉強に関する話題には触れないようにするのが無難であるといえるでしょう。
不登校・ひきこもりが長期化しているようなケースでは、子どもを追い詰めたり、子どもの自尊心を傷つけるような話題は避けるべきです。数ヶ月間あるいは数年間、学校に行っていないからといって、それで人生のすべてが決まるわけではありません。
(難しいことではあるでしょうが)親自身が精神的に余裕を持った状態で子どもに接することが非常に大切なのです。親子で食卓を囲み食事のリズムを取り戻すことで、生活全体のリズムも少しずつ改善していく可能性が開けてきます。
生活が乱れ、心がふさぐという悪循環を断ち切るためには、少しでも早く食生活だけでも健康的なリズムに戻していくことが望まれます。
◆【不登校・ひきこもりからの学び直しの塾】にしおぎ学院TOPへ
通塾をきっかけにして生活リズムを整えてください
外出する用事ができて、徐々に意識が変わってくれば乱れた生活リズムを改善していくことが可能になってくるのではないでしょうか。
また、日中に外出したり活動する習慣を身に付けていくことは重要です。日光を浴びると、体が朝だと感じて生活リズムが戻りやすくなります。
こうした配慮から、にしおぎ学院では午後2時から授業を行うようにしているのです。少し早めに起きて外出し、一定時間は自宅以外の場所で過ごすことは、不登校・ひきこもりが長期化している人にとっては非常に大切なことなのです。
週に2~3回のペースで通塾することで、日に一度は外出する習慣を少しずつ身につけて、生活リズムを改善していただければと思います。
◆【不登校・ひきこもりからの学び直しの塾】にしおぎ学院TOPへ
不登校・ひきこもりからの学び直し~受験指導を行っています
にしおぎ学院では主に次のような生徒たちを対象とした、学習支援(学び直し)や高校・大学受験の指導を行っています。
・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)や都立チャレンジスクールの受験をお考えの、不登校の中学生
・中学のときに不登校・ひきこもりを経験され、通信制高校や都立チャレンジスクールに進学された、高校生(既卒生)
・高校入学後に不登校・ひきこもりに陥り、通信制高校や都立チャレンジスクールに転学された、高校生(既卒生)
・高校入学後に不登校・ひきこもりに陥り、留年・退学を経て、高認・大学受験をお考えの、高校中退生
にしおぎ学院では、不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生、高校中退生への個別対応に万全を期すため、1部屋に生徒1名・マンツーマンの完全個別指導を行っています。
不登校に発展する悩みや苦しみはとても多様です
子どもたちは、さまざまなことに悩んでいます。
周囲が予想もしないことに苦悩していることもあります。このため、ひとりひとりの声に耳を傾けることが大切なのです。子どもに接するときには、一般論や固定観念に当てはめることは避けることが必要です。
メディアで語られている「不登校・ひきこもり」に関する言説は、あくまでも一般論として流通しているものに過ぎません。
子どもは、ひとりひとり異なる悩みや苦しみを抱えており、そのことを理解し、先入観なしに傾聴することが大切になってきます。子どもたちは、各人の悩みごとをつのらせて、人に会うことや学校に行くことを次第に嫌がるようになり、不登校やひきこもりへと発展していくのです。
子どもたちが不満を持ったり、不安を感じたりしているときには、真摯に耳を貸し、対話を繰り返して本人の悩みをじっくりと聞けば、かたくなになった心が次第にほぐれていきます。
大事なことは、一般論に即して子どもの悪いところを探したり、指摘したりして、それを無理に直そうとしないことです。子どもの悩みをしっかりと理解して受け止め、一緒に考えることが求められます。
通信制・定時制高校の高校生や適応指導教室の中学生が通塾
にしおぎ学院には中学時代に不登校・ひきこもり経験のある定時制・通信制高校の高校生や、適応指導教室やフリースクールの中学生が通塾し、ゼロからの学び直しに取り組んでいます。
にしおぎ学院の高校生たちの通う主な定時制・通信制高校、そして中学生たちが通う主な適応指導教室、フリースクールは、次の通りとなっております。
【通信制高校】
都立砂川高校通信制課程、鹿島学園高校通信制課程、聖パウロ学園高校通信制課程、東海大望星高校通信制課程、科学技術学園高校通信制課程、立志舎高校通信制課程、駿台甲府高校通信制課程、日々輝学園高校、学芸館高校、八洲学園高校、大原学園高校、クラーク記念国際高校、あずさ第一高校、東京国際高校、ルネサンス高校、星槎国際高校、NHK学園高校、東京文理学院高等部、大智学園高校(聖進学院)、翔洋学園高校(WILL学園)、わせがく高校、他
【定時制高校】
都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)、都立稔ヶ丘高校(チャレンジスクール)、都立荻窪高校(三部定時制高校)、私立国士舘高校定時制課程、他
【適応指導教室・フリースクール】
大田区(つばさ教室)、江東区(適応指導教室ブリッジスクール)、北区(適応指導教室ホップ・ステップ・ジャンプ)、中野区(適応指導教室フリーステップルーム)、板橋区(板橋フレンドセンター)、練馬区(中学生対象適応指導教室トライ)、杉並区(杉並区適応指導教室さざんかステップアップ教室)、小平市(小平市教育支援室あゆみ教室)、立川市(中学生適応指導教室たまがわ)、昭島市(中学生対象もくせい適応指導教室)、羽村市(羽村市学校適応指導教室ハーモニースクール・はむら)、東京シューレ(新宿シューレ・王子シューレ)、他
【不登校 個別相談】にしおぎ学院の無料教育相談について
不登校・ひきこもりの原因や背景、経緯や期間、そして現状などについては、生徒によって実にさまざまで、一言で不登校・ひきこもりといっても、年々多様化しています。
このため、にしおぎ学院では、入塾をご希望の方には個別の無料教育相談を実施し、1時間程度のヒアリングを通して、おひとりおひとりの状況の正確な把握に努めるようにしています。
無料教育相談は完全予約制となっておりますので、必ず事前にお申込みお願い致します。
お申込みに際しましては、≪無料教育相談フォーム≫をご利用ください⇒≪無料教育相談フォーム≫はこちら
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