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不登校
2025/11/10

チャレンジスクールの大学進学率

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不登校35万人時代とチャレンジスクール

令和7年10月29日、文部科学省から令和6年度の不登校児童生徒数が発表されました。

過去最多を更新し35万4000人とのことです。不登校児童生徒数が増え続けることにより、都立チャレンジスクールを志望する中学生も増えてくる可能性があります。

不登校が長期化している中学生の場合、学習ブランクがあるため学力に自信が持てずチャレンジスクールや通信制高校を進路選択するケースが多くなっています。

通信制高校の一部には学力検査が課されていますが、チャレンジスクールは入学に際して学力検査はありません。

チャレンジスクールの大学進学率

チャレンジスクールでは学力検査が課されないだけでなく、調査書の提出もありません。このため、学力を測る手段がないままに高校に入学することになるわけです。

学力にに関しては大学進学率がひとつの指標となりますので、チャレンジスクールの大学進学率を次に挙げてみたいと思います。

稔ヶ丘高校⇒43%

大江戸高校⇒40%

桐ヶ丘高校⇒38%

六本木高校⇒36%

チャレンジスクールの大学進学率は全体としては4割前後であるとされています。これは通信制高校の約24~26%と比較すると高く見えますが、全日制高校の60%前後の進学率と比べてみるとかなり低い水準となっていることがわかります。

チャレンジスクールの進路未決定率の高さ

チャレンジスクールの進路未決定率は、卒業生の20~30%前後に達しており、全日制の4%を大幅に上回る割合の高さとなっています。

端的には、チャレンジスクールの卒業生の5人に1人以上は進路が決まらないままに高校を卒業しているということになるわけです。

前述しましたように、チャレンジスクールには学力検査がないこともあり、入学時の生徒の学力は把握できません。大学受験を前提とする基礎学力として、特に英語の学力が大きく不足していることが考えられます。

大学進学率の低さが、結果的に進路未決定率の高さに影響を及ぼしているのではないかと考えられます。

4年卒業でじっくりと学び直すことができる

チャレンジスクールは、「3年卒業」か「4年卒業」かを選択することができます。

にしおぎ学院で大学進学を果たしているチャレンジスクールの卒業生の多くは、「4年卒業」でじっくりと腰を据えて学び直しに取り組んでいます。

定時制高校は原則として4年制ですので、4年間在籍したとしても留年扱いにもなりませんし、ましてや浪人扱いにもなりません。

中学で学習ブランクが長い上に学力試験も受けずに高校に進学しているわけですので、学び直しから大学受験までに多少の遠回りはやむを得ません。

次にご紹介するチャレンジスクールの大学合格者たちのほとんどが4年間、チャレンジスクールに在籍していましたが、4年生時には履修科目はほとんど残していませんでしたので、ほぼ毎日勉強に打ち込むことができたのです。

チャレンジスクールからの大学合格を目指して

にしおぎ学院は2010年秋に、不登校学習支援を行う個別指導塾として東京都杉並区に開業いたしました。

開業当初から、稔ヶ丘高校、新宿山吹高校、私立通信制高校の高校生への学習支援・受験指導を行ってまいりました。

こうした高校の塾生たちは全員が中学時代に長期間の不登校を経験しており、新宿山吹高校を除いては基礎学力がほとんど身につかないままに高校に進学している高校生でした。

前述のようにチャレンジスクールは3年卒業か4年卒業を選べるため、後者を選択して4年間かけてじっくりと学び直して、見事志望校に合格いたしました。チャレンジスクールでは稔ヶ丘高校、世田谷泉高校の生徒が大半を占めていますが、合格実績は次の通りです。

学習院大学、中央大学、国学院大学、日東駒専、武蔵野大学、実践女子大学、帝京大学、亜細亜大学、東海大学、他に合格を果たし進学しています。すでに大学を卒業し社会に出て活躍している卒業生も少なくありません。

「学び」こそが「時間」を動かす

いうまでもないことですが、学歴だけで人間は評価されるわけでありません。しかし、人にとって「成功体験」というのは非常に大切なことなのです。

小中学校時代に大きな挫折を味わい、不登校に陥っていた人たちにとっては時間が停止してしまったかのような感覚になった人も多いと思います。

こうした停滞した時間を動かすためにも「学び」は必要なことですし、成功体験を重ねていくことで失われた自信を取り戻すことができるのです。

にしおぎ学院では中学内容にさかのぼり、G-MARCH、日東駒専レベルへの合格を目指します。

皆さんにも先輩たちの後に続いてほしいと強く願ってやみません!大切なことは現状を打破すること、過去に執着しないことです!

前向きな気持ちで、是非とも大きな一歩を踏み出してください!

 

 

 

 

 

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