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不登校
2025/11/26

不登校からの新宿山吹高校合格のために〔数学大問1+α〕

管理者用

新宿山吹高校は難化傾向にあります

にしおぎ学院は不登校支援に特化した個別指導塾として2010年秋に、東京都杉並区に開講いたしました。

これまで、不登校中学生の学び直しや高校受験指導を行ってまいりました。都立新宿山吹高校、そして都立チャレンジスクールでは、6年連続での全員合格を達成しました。

ただ2022年ごろから、特に新宿山吹高校での全員合格が難しくなっています。コロナ禍以降の不登校の急増などが影響していると考えられます。

不登校中学生の場合、内申点に頼れないので本番での高得点合格を目指す必要があります。こうした経緯から、にしおぎ学院では2023年ごろから英数国7割以上という高めの目標設定をしています。英国が各8割以上、数学が6割以上、というのが大まかな設定です。

【不登校支援ブログ】難化する新宿山吹受験

【不登校支援ブログ】にしおぎ学院が支援対象とする中学生について

 都立入試の数学は大問1だけで46点あります

数学は大問1の小問集合だけで46点あります。この大問1で手堅く46点をとっておけば、後の問題に取り組む際に精神的な負担がかなり軽減されます。

大問1のほかで5点×3問を拾うことができれば、それだけで最低目標の6割は確保できるからです。

ここで大問1に特化した問題集をご紹介いたします。

『高校入試 よく出る 計算の達人 2025年度版』(都麦出版)

『入試完成シリーズ 数学 大問1の完成 2025年度版』(好学出版)

前者は『計算の達人』とありますが、大問1の小問集合に出やすい単元の問題を満遍なく配列してあります。

両書とも、中3範囲が概ね終了した状態にしてから演習形式で取り組んでください。中学数学の入門者・初学者向きの学習教材ではありませんので、その点はご注意ください。

【不登校支援ブログ】不登校からの新宿山吹合格のために〔計算編〕

所要時間を毎回計測して最低3周ずつ解きましょう

1周目は解き切ることを目標に問題に取り組みましょう。反復練習しなければいけないので、答は絶対に書き込まないようにしてください。

1頁ごとに必ず時間を計測して鉛筆で記録しておきましょう。答合わせをして、できなかった問題には鉛筆でチェックを記入して、解き直してください。

解き直しの際には時間を計測する必要はありません。わからない場合は解説に目を通して解き方を確認して、完全に解けるまで取り組んでください。

正解になったらチェックを〇で囲みましょう。2周目からは1周目にかかった時間が制限時間となります。2周目も1周目とやり方は同じですが、1周目の所要時間を1分以上短縮するよう意識してください。3周目は2周目の所要時間が制限時間となり、同様に1分短縮を目標に解きましょう。

『計算の達人』と『数学 大問1の完成』を最低でも3周ずつ解けば、相当なスピードが身につくはずです。また都立レベルの数学の大問1であれば解けない問題はほぼなくなります。

つまりスピードと正確さを限りなく一致させることが目的です。新宿山吹合格のためにも、都立数学では絶対に大問1を満点にしてください!

【不登校支援ブログ】にしおぎ学院の個室制個別指導について

大問1以外の問題(他の大問の小問)を拾うために

大問1で満点にした前提で、他の大問で点数のとりやすい小問を解く力も養っておく必要があります。先述しましたが、大問1以外でさらに3問以上解ければ15点以上確保できるのです。

大問1以外の大問の中にも、実は教科書レベルの基本問題が小問として含まれていることがあります。ここで大切になってくるのが、それら「解きやすい問題」を見極める学力なのです。

高校入試数学で基本問題がどのように出題されているかを、様々なパターンを通してしっかりと習熟しておく必要があります。

『入試完成シリーズ 大問のここだけ取り組む 数学(1)の完成』(好学出版)

この問題集も、前掲の両書と同じく一通り中3年間の数学の単元を終えた状態からの演習教材となります。

この問題集は、所要時間は気にせず正答率をむしろ意識して取り組むようにしてください。ひとつひとつの問題に丁寧に取り組み、確実に拾えるようにしていくことが学習目標となります。

解けなかった問題にはチェックをつけて、解説を読んで解き方を理解したら、確実に解けるまで繰り返し練習してください。大問1の練習と違い、入試までに何周も通して解く時間はないと思いますので、解けなかった問題だけ通して解き直すようにしてください。

【不登校支援ブログ】不登校からの新宿山吹合格のために〔国語作文編〕

都立数学は《確実性》と《スピード》が必要

これまで述べてきたように、都立入試の数学では《確実性》と《スピード》が要求されます。

多くの受験生にとっては、なかなか8割以上の高得点は難しいかもしれませんので、とにかく確実に解ける問題を増やしていくという地道な努力が求められます。

確実に解ける問題を少しずつ増やすと同時に、それらの解答スピードが速くなるよう意識してください。そして、確実性の低い問題をしっかり見極め、切り捨てる勇気も必要です。

全てを順番どおりに最後まで解き切るということには、こだわらない方が安全です。それよりも全体で6割強~7割弱を確保することを優先してください。

こうした実践感覚は、日ごろの学習だけではなかなか身につきにくいので、必ず模試を毎都1回以上は受けるようにしましょう。

【不登校支援ブログ】不登校からの新宿山吹合格のために〔模試活用編〕

《計算力=数学力》を根底から鍛えたい人のために

 ところで、時間に余裕があり計算力を根底から鍛え上げたいという人のため、最後に次の教材をお勧めしておきます。

『ドラゴン桜式 数学力ドリル 中学レベル篇 中学全学年対応』(講談社)

にしおぎ学院では、新宿山吹の高校生たちに同シリーズの数ⅠA、数ⅡBC、数Ⅲを自学教材として購入してもらっています。

同シリーズは、本のタイトルを『計算力ドリル』とせずあえて『数学力ドリル』としてあるのが特徴的であり、あくまで数学の学力を伸ばすためのドリルであるというスタンスに貫かれていると言っていいでしょう。

この『中学レベル篇』は、大学受験篇に連なるものであり、大学受験数学のベースになる「数学力」を身につけるという位置づけなのです。必ずしも高校受験対策に特化したものではないので、時間的に余裕のない人にはお勧めしません。

【不登校支援ブログ】不登校からの新宿山吹合格のために〔計算編〕

大学受験までを見据えての高校受験対策

この記事のタイトルは「新宿山吹高校合格のために」とあるのになぜあえてお勧めしているかというと、将来的に大学受験までを見据えてのことなのです。

にしおぎ学院には、新宿山吹合格後も継続して通塾している生徒たちが多くいます。こうした生徒たちの大半は中学生の段階で大学受験までを見据えて、にしおぎ学院を選んでくれていると言って過言ではないでしょう。

高校受験を通して学ぶことは、全て大学受験のベースとなるものなのです。新宿山吹に受かることだけが目的ではありません。これが、にしおぎ学院の長期的な指導スタンスです。新宿山吹に合格することはゴールではないということです。本当に不登校を克服したと言い切るためには、やはり大学合格までを視野に入れる必要があるのです。

将来の大学合格のためにも、高校受験を突破して新宿山吹生になってほしいと切に願っています!

【不登校支援ブログ】不登校からの新宿山吹受験対策〔英数国〕

【不登校支援ブログ】にしおぎ学院が支援対象とする高校生について

 

 

 

 

 

 

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