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不登校
2023/05/07

不登校の中学生対象の《小学算数・漢字の学び直し》

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不登校支援ブログ

コロナ禍での不登校の長期化と学力低下

2020年春の一斉休校(臨時休校)が小中学生にもたらした影響は深刻なものになっています。

不登校の増加と長期化により、著しい学力低下が顕在化しつつあります。

1.コロナ禍で急増している不登校とその長期化

2.コロナ禍によって深刻化する不登校と学力低下

3.小学生にとっての「3ヶ月」の重み

4.不登校の先にある「高校受験」という高いハードル

5.「学び直し」こそが時間を前に進めます

【不登校学習支援】にしおぎ学院の高校受験コース

1.コロナ禍で急増している不登校とその長期化

3年前の一斉休校以来、小中学生の不登校は急増しており、さらに不登校が長期化しているようです。

かつて中学入学時の挫折体験を総称した「中1ギャップ」という言い方がありました。

中学校に入学以降に学校生活で生じる様々なコンフリクト(中1ギャップ)によって挫折を経験しますが、それらを克服できずにドロップアウトした場合、不登校に陥っていたというのが、従来の教育学的な説明です。

しかしコロナ禍に入ってから、心身共に不調を訴える小中学生が増え、感染に対する過剰防衛ともいえる「自主休校」という現象も生じました。コロナ禍における、このような不登校の発生機序は、おそらく「中1ギャップ」を契機としていた従来型の不登校のそれとはかなり異質なものだと考えられます。

つまりコロナ禍以降は、従来型の「不登校」に加えて、中1ギャップを契機としない全く新しいタイプ「不登校」が発生しているということになります。

こうしたことと関連して、小学時代から不登校が継続したまま、なし崩し的に中学校に進級・入学してしまう生徒が結果的に増えてしまったものと考えられます。

チャレンジスクールの受験をお考えの皆さんへ

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2.コロナ禍によって深刻化する不登校と学力低下

いうまでもなく小学生のころから不登校が継続している中学生の場合、小学内容の学び直しが必要になってきています。

この3年間、にしおぎ学院においても中学生を対象に、小学算数・漢字の学び直しを支援する機会が非常に多くなってきています。

算数に関しては特に計算能力の低下が著しく、加減乗除を中心に小数や分数が混合している計算の学び直しには時間を割いています。

中には、小学低学年(2~3年)レベルの計算すらやり方を忘れてしまっている中学生も珍しくはありません。

一斉休校の期間中に、ゲーム障害(ゲーム依存症)になってしまったという生徒も多く、これによる認知能力の著しい低下が起きているものと考えられます。

ゲーム障害やネット依存症になっている場合、学力の低下はかなり進行している危険性が非常に高いと言えます。

不登校が長期化している新中2の皆さんへ

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3.小学生にとっての「3ヶ月」の重み

現在の中3生に限っていえば、小5から小6をまたいで一斉休校を経験しました。また中2生は小4から小5をまたいで、そして中1生は小3から小4をまたいで、それぞれ一斉休校を経験したことになります。

大人にとっての3ヶ月と児童にとっての3ヶ月は、まったく重みが違うものだと言えます。小学生の成長期における「3ヶ月」は、おそらく大人が考えている以上に計り知れない重さがあると言ってもけっして大げさではないでしょう。

この時期に心身のバランスを崩して不登校に陥ってしまい、その状態が長期化している場合、コロナ禍以前の不登校とは種類の異なる様相を呈していると言わざるを得ません。

先程来、言及しているように単に学校生活での心理的な軋轢によって生じていた従来型の不登校とは性質や傾向が大きく異なっているのです。

コロナ禍における不登校の急増について

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4.不登校の先にある「高校受験」という試練

時間は無情にもどんどん経過していき、あっという間に3年という歳月が過ぎてしまいました。

中学生の場合、不登校であっても4月1日になれば自動的に進級して学年は上がっていきます。

そして、その先にあるのは中学卒業、高校進学であり、そのためには大きな関門である高校入試を突破しなければなりません。

にしおぎ学院では、不登校の中学生に対して従来から行っているチャレンジスクールや新宿山吹高校の受験対策は継続しています。

しかし、それに加えて小学算数・漢字の学び直し支援についても、かなりの時間を割かざるを得ない状況になっているわけです。

コロナ禍以前には中1英数の学び直しから着手していたものが、小学内容にまで遡らざるを得なくなっているのが現状なのです。

にしおぎ学院の高校受験コース案内

新宿山吹高校の受験をお考えの中2・3生の皆さんへ

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5.「学び直し」こそが時間を前に進めます

不登校が長期化している中学生の皆さんは、1日も早く小学算数・漢字の学び直しへの着手を強く望みます。

小学算数や漢字を軽く考えている人もいないわけではなく、短時間でクリアできると思っている人も少なくありません。

しかし、コロナ禍になってからの3年間、非常に苦労している中学生をたくさん見てきましたし、いずれにせよ後回しにすればするほど学習ブランクを取り戻すことは、いろんな意味できつくなってくるのです。

これはこの3年間、コロナ禍の中学生たちを見てきた率直な感想です。皆さんには、このようなしんどい思いをできればさせたくないのです。

大げさな話ではなく、不登校が長引いている中学生の皆さんには自分が置かれている状況を「他人事」ではなく「自分事」としてしっかりとらえていただきたいと切に願ってやみません。

学び直しや高校受験についてのご相談がある場合は、どうぞお早めにお問い合わせください。

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