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不登校
2017/04/06

昼夜逆転し夜型生活の不登校中学・高校生のために

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不登校支援ブログ

昼夜逆転し夜型生活の不登校中学・高校生の皆さんへ

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不登校・ひきこもりに陥っている中学・高校生の人の多くに、昼夜逆転による夜型生活の固定化という大きな悩みがあります。

深夜から明け方にかけて、オンラインゲームに没頭したり、動画サイトを延々と見続けたりしているうちに頭が冴え渡り、なかなか眠れなくなり、就寝しても目が冴えて寝つきが悪い状態が続きます。

午後に起床しても、しばらくはだらだら過ごし、あっという間に夕方になり、夜になると再び目が冴えてきて、やることもないので、ゲームやネットに向かっていくという生活が続いていきます。

にしおぎ学院にもこうした中学・高校生が少なくありませんが、こうした夜型生活の生徒たちが少しでもネットに向かう時間を減らしてもらうために、夕方17時~21時半の時間帯に授業を受けてもらうように勧めています。

ネット依存やゲーム依存で夜型生活が定着してしまっているような不登校生に関しては、14時~17時という午後~夕方の時間帯ですら厳しいことは、珍しいことではありません。14時や15時半という時間ですら、寝坊や体調不良で来られなくなるのです。

そして次にも述べるように、夜型生活が習慣となり、朝起きられない生活が常態化すると、容易なことでは修正できなくなります。ネット依存、ゲーム依存、そしてスマホ依存などと、起立性調節障害などの病気が絡んでくると、「朝起きられない」という状態は精神論や根性論だけでは改善することが困難になってくるのです。

不登校・ひきこもりとネット依存症①~⑥〔サイト内ブログまとめ〕

不登校生にとって「朝起きられない」という悩みは深刻です

朝起きられない、昼夜逆転、ということに関しては、不登校の生徒にとって実に深刻な問題です。昼夜逆転による夜型の生活リズムが日常化してしまうと、これを元に戻すことは容易なことではありません。無理矢理、朝起こしてフリースクールや適応指導教室などに連れて行ったとしても、すぐに夜型に戻ってしまいます。

体調不良や疾病のため朝起きられなくなって不登校になる場合、不登校になってから最初はそれほどでもなかったのに、昼夜逆転の生活習慣が結果的に常態化してしまっていることがあります。具体的には、起立性調節障害(OD)などが原因になり、起床困難に陥り、昼夜逆転している可能性がありますが、こうした場合は医療機関へのご相談が必要です。

無理に起こされて早起きをしたとしても、いつの間にか横になって二度寝をしてしまい、すぐに夜型に戻ってしまい、明け方まで起きていて午後1~3時頃まで寝ているというようなタイプが典型だと思われますが、こうした生活習慣を修正するのは容易なことではないようです。こうしたことを繰り返しているうちに、昼夜逆転の夜型生活が常態化し、不登校が長期化していくことになるのです。

さらにひどい場合だと、起床・就寝時間が日によって違うということも珍しくなくなり、「寝たいときに寝て、起きたいときに起きる」という状態にもなりかねません。こうなると、睡眠を自分の意思でコントロールできなくなり、このような状態が継続していくことになりかねません。

不登校・ひきこもりに陥っている中学・高校生にとって「朝起きられない」という悩みは、軽く考えるべきものでもなく、精神論や根性論で簡単に解決できるものではないということを、周囲の大人たちはしっかりと認識しておく必要があります。

「規則正しい生活をしろ!」「早寝早起きをしろ!」と上から言ったところで、そう簡単にはできるようにならないのです。周囲の大人たちは、くれぐれもそうした不用意な言動には気をつけるべきでしょう。

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精神論や理想論で解決するほど簡単ではありません

こうしたケースでは、精神論や理想論を押し付けることは禁物です。シンプルでかつ達成可能な目標の設定が必要になりますし、小さなイエスの積み重ねをしていくことが求められます。

①極端な早寝早起きの目標は立てない。②睡眠時間を十分に確保する。

たとえば、明け方4時に就寝したとしても11時に起床するようにすれば、7時間の睡眠時間は確保できます。明け方5時に寝て11時半に起きれば6時間半は睡眠時間が確保できるというふうに考えるわけです。4~5時に眠りについて、いきなり7~8時に叩き起こされたとしても、正午になる頃には睡魔に襲われ、そのまま横になって夕方まで眠ってしまうということは珍しくないと思います。

当塾は午後2時から授業を開講していますが、午後2時の授業に間に合わせるために、午前11時半頃までには起床するという緩やかな目標を立てることは、それほど難しいことではありませんし、大切なことは無理をせずにどれだけ続けられるかということなのです。

また、起きている時間内では、よほどの体調不良がない限りは仮眠を取らないようにすることにも注意が必要ですし、うとうとしないためにも、散歩をしたり、あるいは塾に来て授業を受けたり自習するなどして、外出時間(自宅にいない時間)を引き延ばしていく工夫が大切になってきます。

うとうとして、うっかり横になって二度寝して、そのまま深い眠りについてしまうとすべてが台無しになってしまいます。二度寝によるリスクを回避するためにも、できるだけ外出すること、そして適度に疲れるためにも外出時間を延ばしていくことが大切なのです。

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緩やかな目標を立て、無理をしないことが大切です

生活リズムを無理なく改善していくための留意点としては下記の3点です。

①正午までには必ず起床して、一度起床したら二度寝はしない。②自宅にいると、うとうとしてしまう可能性があるので、起きている時間は外出するよう心掛ける。③起きている時間をできるだけ引き延ばし適度に疲れさせるよう工夫する。

生活リズムを整えることは、睡眠を削ることでも我慢することでもないということを再度繰り返しておきたいと思います。

いくら無理に早寝をしろとがみがみ言ってもできないのは当然で、それよりも睡眠時間を7時間前後確保することと午前中には起きる、という緩やかでシンプルな目標を継続していくことがまず大事だと考えています。

無理をするのではなく、あくまでも達成可能性の方を重視するということが大切なことであると言えます。そうしなければ、決して長続きしませんし、「寝たいときに寝て、起きたいときに起きる」というきわめて不規則な生活リズムが改善することは望めません。

またこうした不規則な睡眠リズムは、食生活の乱れにも繋がってきますので、早寝早起きを強要することよりも規則正しい生活リズムを確立することの方が大切です。

なお、起立性調節障害と不登校・ひきこもりについてのサイト内ブログ(にしおぎブログ)をまとめてありますので、関心のある方はご参照ください。

起立性調節障害(OD)と不登校・ひきこもり①~⑨〔にしおぎブログ一覧〕

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にしおぎ学院は、不登校の中学・高校生、そして不登校・ひきこもりを経て通信制高校やチャレンジスクールへと進学・転学した高校生のために、学び直しや高校・大学受験指導を行っている、東京都杉並区の個別指導塾です。

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不登校・ひきこもりの原因や背景、そして期間や経緯などは、生徒により大きく異なり、実に多様であると言えます。

このため、にしおぎ学院では、入塾をご希望の方には必ず無料教育相談を行い、1時間程度の入念なヒアリングを通じて、状況の正確な把握に努めるようにしているのです。

にしおぎ学院の無料教育相談は、完全予約制とさせていただきますので、必ず事前にお申込みお願い致します。お申込みの際には、≪無料教育相談フォーム≫をご利用ください⇒にしおぎ学院≪無料教育相談フォーム≫はこちら

 

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