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不登校
2017/04/17

私立中高一貫校の中学入学式直後から五月雨登校~不登校に

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不登校支援ブログ

中高一貫校の中学入学式直後から不登校気味に

中学の入学式も終わり、新学期の授業が開始していることと思いますが、この時期に早くも大きな挫折体験をして自信を喪失したり、過剰適応によって心身ともに消耗してしまったりして、休みがち(五月雨登校)になり始める新中1生が近年少なくありません。

特に入学式以降の、この時期は、中高一貫校の教材販売、年間スケジュール配布、そして授業、さらには部活動の開始などと、新しい環境への適応がうまくできず、ストレスが増え疲労が蓄積していく時期でもあります。

授業進度の速さ、そして部活動の人間関係などは、小学生時代には経験しなかったものであり、中には張り切りすぎるあまり環境の変化に無理に合わせようと過剰適応してしまい、神経を磨り減らしてへとへとになってしまうこともあるようです。

後でも触れるように、私立中高一貫校の場合、公立中学とは異なる過度な重圧が生徒にかけられることがあり、中学入学式直後の数週間が、その後の中学3年間だけでなく、中高6年間の状況を大きく左右してしまうこともあるのです。

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中学受験での「燃え尽き」、入学後の「中1ギャップ」

小学校中高学年で、進学塾に通いつめ難関中学に合格したものの、入学後しばらくして、不登校やひきこもりに陥ってしまう中学生が多くなっているようです。こうした中学生の中には、不登校・ひきこもりが常態化し、1年以上と長期化してしまう生徒も稀ではありません。

当塾では例年、在籍生の8割強が中学受験(主に私立進学校)を経験している生徒で占められており、早い時期では中学入学後の中1のゴールデンウィーク前後に不登校になっているケースも多くなっている印象があります。

原因はいくつか考えられますが、①中学受験後の燃え尽き②入学後に授業進度についていけない③急激な人間関係の変化(地元つながりの友人たちと疎遠になる)④早朝の満員電車による遠距離通学、などが挙げられ、またこれらが複合しているケースもあります。

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第一志望に受からなかった場合、意欲喪失を招くことも

そしてあと一つ重要な原因の一つとして、第一志望はない学校に入学することになったことも挙げられます。入学することになった学校が、第一志望ではない、あるいは「滑り止め」であったにもかかわらず、①~④のようなストレス要因が重なると、ますます不登校になりやすい条件が整ってしまうわけです。

地元の学区を離れて、私立中高一貫校に入学しても、元々それほど積極的に行きたいと思っていなかった学校の場合、大幅な意欲の喪失、モチベーションの低下を招いてしまうこともけっして少なくはありません。

特に、小学生時代に進学塾での成績もよく、模擬試験などでも志望校判定が非常によかった、などの場合、本来行きたかった私立中学の受験に失敗して、滑り止めにしか受からなかったという事実を冷静に受け入れて、気持ちを切り替えることは、小6~中1の時期には非常に難しいことがあります。

休日返上で受験勉強に、小学生生活すべてを費やしてきた生徒にとって、第一志望ではない学校に行く自分を受け入れることは容易とは言えず、本人の受ける精神的なダメージには、周囲からは計り知れないものがあると言えます。

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学校への激しい拒絶反応のため不登校・学業放棄に

これまで触れましたように、私立中高一貫校入学後の不登校には、さまざまな理由があり、複合していることも想定されます。

一度、通えなくなってしまった場合に、保健室登校などの別室登校で通学を継続するケースもないわけではありませんが、ひどい場合には、学校の敷地内に入ろうとしただけで、激しい嫌悪感を抱いて拒絶反応を起こし、校内に入ることすらできないという例もあります。

学校に近づこうとしただけで過呼吸になることもありますし、学校に行こうと身支度を整えようとしただけで、起き上がることができないほどの激しい腹痛や頭痛に襲われて、しばらく身動きがとれなくなるということもあります。

こうした学校そのものへの強烈な拒否感が続いた場合、教室に入って授業を受けることはもとより、別室で補習や小テスト、定期試験を受けたりすることにも抵抗を示すことになり、文字通り、学業の継続は停止し放棄されてしまうことになります。

そしてこの結果、時間だけはどんどん経過し欠席日数が日々累積していく一方になるのです。そして、この積み重なる欠席日数が、生徒の心に罪悪感、挫折感、敗北感が肥大化していくことになります。不登校に陥っている生徒たちの多くは、強い自己嫌悪と自己否定の感情に苛まれているのです。

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私立中高一貫校における、中学から高校への進学(進級)

さて私立中高一貫校の場合、中学入学後に休みが重なり、中学時の出席日数が大幅に不足している場合でも、高校への進学・進級はエスカレートで可能だとする学校が多いようですが、当然ながら高校進学後には中学時代のようにはいきません。

高校では出席日数や定期考査の成績により単位取得をしなければならなくなり、進学・進級後も不登校が改善されない場合は、なし崩し的に留年・中退を余儀なくされることになります。

難関の名門中学の入試を突破して合格しているとはいえ、2年~3年近くの学習ブランクがある場合、復学して日々の授業進度に追いついていくだけでも容易なことではありません。

進学実績を重視する中高一貫校の場合、1年程度の前倒しで先取り学習をしていることが通例ですので、学業の遅れは公立中学の比ではありません。

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私立中高一貫校ではメンタル面のフォローは期待できない

多くの中高一貫校は、大学進学実績を上げることを最大の目的にしていますので、授業は1~2年の前倒しで進めていくことがほとんどです。

したがって授業進度は公立の中学とは比較にならないほど速いスピードで進められていきます。このため、日常的な宿題の量、そして定期試験の範囲も、公立中学とは比較になりません。

また、遅刻・早退が増えたり、欠席日数が増えて不登校に陥りそうになっている生徒へのメンタル面のフォロー体制がほとんど整備されていないことも、こうした中高一貫の進学校では珍しくはないと言えます。

一度、不登校によって長期欠席をしてしまうと、元の状態に戻すことは容易ではなく、仮に高校進学ができたとしても、高校1年の途中段階で留年がほぼ確定してしまい、他校への転学を余儀なくされてしまう可能性は非常に高くなります。

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仮に高校に進学しても、学力は中1・2レベル

上記のような生徒の場合、中高一貫校ゆえに形の上で高校に進級しているとは言え、中学で習得しておくべき学習内容がほとんど身についておらず、学力的には中学受験後の中1の状態で止まっており、ほとんど進んでいないということもけっして珍しくないのです。

結果的に、定時制や通信制の高校に転学せざるを得ない状況になっているというのが現状です。

当塾の定時制や通信制高校の生徒の中には、このような経緯で現在の定時制・通信制高校に在籍しているという高校生が比較的多く、中学入試・受験を経験しているとは言え、学力的には中1・2年レベルで止まっている状態なのです。

しかし、中学の基礎から学び直しても2~3年計画で勉強をすれば、何とかそれなりに大学受験を目指せるようになります。

中学受験で難関進学校に合格している生徒の場合、元々のポテンシャルが高いこともありますし、定時制・通信制高校は卒業単位の取得が比較的容易であるため、時間的体力的に余力のある状態で大学受験の勉強に取り組むことが可能です。

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不登校生の学び直しは量より質が大事

中学の学び直しと言っても、大学受験に特に必要とされない学習内容については大胆にカットして授業を進めるようにしていますし、受験科目を絞れば、実は思っているほど難しいことではないのです。

中学受験後の燃え尽きやミスマッチなどで不登校に陥ってしまい、一度ドロップアウトしたからと言って決して悲観する必要はありません。勇気と自信を持って効率的な学び直しを行い、大学受験を目指すことは十分に可能です。

中学時代に不登校を経ている場合、かなりの焦りがあると思いますが、手当たり次第に何でもかんでもやっていたのでは、時間も足りませんし、焦りを更に助長するだけです。学び直しを進めていくに当たっては、量より質が大事だということです。

学習の質を高めることで、中学3年分の学習内容を、1年半~2年程度に圧縮することはそれほど難しいことではありません。

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にしおぎ学院は不登校対応専門の個別指導塾です

にしおぎ学院は、不登校対応を専門に特化した学習・受験指導を行っている、東京都杉並区の個別指導塾です。

にしおぎ学院では主に次のような生徒たちを対象とした、学習支援(学び直し)や高校・大学受験の指導を行っています。

・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)や都立三部定時制高校への進学をお考えの、不登校の中学生

・中学のときに不登校・ひきこもりを経験され、通信制高校やチャレンジスクールに進学された、高校生・既卒生

・高校進学後に不登校・ひきこもりを経験され、通信制高校やチャレンジスクールに転学された、高校生・既卒生

不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生への個別対応に万全を期するため、にしおぎ学院では1部屋に生徒1名・講師1名の完全個別指導を行っています。にしおぎ学院の個別指導は、不登校・ひきこもり経験のある生徒のメンタル面に配慮した、「個室によるマンツーマン指導」です。

にしおぎ学院では、生徒おひとりおひとりのパーソナルスペースとプライバシーを大切に考えた個別指導を心がけているのです。

また、にしおぎ学院では、不登校・ひきこもりの経緯・現状の正確な把握に努めるため、入塾・受講をご希望の方には必ず無料教育相談を行っております。

◆【不登校個別指導】にしおぎ学院について

不登校・ひきこもり経験者のための無料教育相談

不登校・ひきこもりに陥ってしまった原因や背景、期間や経緯は生徒により異なりますし、生徒による実にさまざまな事情を抱えていると言えます。

こうしたことを踏まえ、にしおぎ学院では、入塾をご希望の方には必ず無料教育相談を行うようにしています。

無料教育相談では、1時間程度の入念なヒアリングを通して、生徒の置かれている状況を正確に理解することに努めています。

無料教育相談は完全予約制とさせていただいておりますので、必ず事前にお申込みお願い致します。お申込みの際には、≪無料教育相談フォーム≫をご利用ください⇒≪無料教育相談フォーム≫はこちら

通信制高校生はGW明けまでに学び直しを始めましょう

通信制高校の生徒の場合、GW明けから新年度新学期の授業が始まるという学校も多いようです。通信制高校は、春休みが非常に長いため、この期間を利用して、これまでの学習ブランクを取り戻し、将来の大学受験に備えて着実に基礎学力を身につけていただきたいと考えています。

また、都立新宿山吹高校の合格者を対象に、高校内容の先取り学習をすでに開始しています。(新宿山吹高校の場合には、英数国の入試があり、合格した時点である程度の基礎学力は身についています。)

にしおぎ学院では、3月~5月GWまでの期間に、通信制高校やチャレンジスクールの生徒の場合には中学の学び直し、そして新宿山吹高校合格者の場合には先取り学習を、それぞれ行っています。

GW明けまでの過ごし方はとても大事です

GW明けまでに長期の学習ブランクを少しずつでも取り戻して、将来の大学進学を目指してじっくりと時間をかけて、勉強に取り組んでください!

「そのうちやる」「いつか始める」「何とかなる」と思って先延ばしにしていると、長い春休みもあっという間に終わり、新学期を迎えることになります。

そして新学期が始まると履修登録やらで、ばたばた過ごしているうちに気がつけばGWに突入します。GWが明けると夏までは早いものです。

すでに通信制高校に在籍されてる人は、胸に手を当てて是非とも冷静に考えてみてください。そして、一歩踏み出してください!

【東京】不登校対応の個別指導塾にしおぎ学院について

にしおぎ学院の高校生・既卒生対象の開講科目

にしおぎ学院では不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生を対象に、学び直し~高校・大学受験の指導を行っています。

〔高校生・高校既卒生対象〕

数学:中学の学び直し~数学ⅠA・ⅡB

英語:中学の学び直し~大学受験英語

国語:大学受験現代文・古文・漢文

理科:生物基礎・生物

社会:倫理・政治経済

※にしおぎ学院では、高校の進級・留年・中退対策などの学校補習は行っておりませんので、ご了承ください。

◆【不登校からの大学進学】にしおぎ学院:大学受験コース案内

不登校からの学び直し~高校合格〔中学生対象の開講科目〕

中学入学直後から不登校・ひきこもりに陥ってしまっている中学生のため、英数を中心に中1内容からの学び直しを行い、基礎固めをした上で高校受験を目指します。にしおぎ学院の高校受験対策は、都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)と都立三部定時制高校に特化しています。

またチャレンジスクール受験をお考えの中学生には、志願申告書・作文・面接の指導を行っています。それと同時に、高校入学後に備え、英検(4級・3級)の受検対策も行っています。チャレンジスクールを志望している中学生も英数国を受講できますので、お気軽にご相談ください。

〔中学生対象〕

数学:中学1・2年の学び直し~都立高校受験対策

英語:中学1・2年の学び直し~都立高校受験対策

国語:小学漢字の学び直し~都立高校受験対策(作文・面接対策含みます)

※にしおぎ学院では、都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)と都立チャレンジスクールの受験対策に特化しているため、高校入試理社を開講しておりませんので、どうぞご了承ください。

にしおぎ学院では、短期集中の詰め込み指導を行っておりません。このため、高校入試直前の中3生の生徒募集は行っておりませんので、受講をご希望の方はできるだけお早目のお問合せ・お申込みをお願い致します。

お問合せにつきましては無料教育相談フォームをご利用ください。

◆【不登校からの高校合格】にしおぎ学院:高校受験コース案内

 

 

 

 

 

 

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