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不登校
2020/02/25

中学入学後に不登校、そしてもうすぐ中2の春を迎えることに

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不登校支援ブログ

中学入学後に不登校、そしてもうすぐ中2の春を迎えることに

小学校を卒業して中学入学され、その後、不登校に陥りもうすぐ中2の春を迎えようとしている人もいらっしゃるかと思います。

去年のGW明け、そして夏休み明けに不登校に陥ってしまったという人や、年明けになってから学校に行けなくなってしまったという人など、中1の期間に不登校に陥る時期には個人差があると思います。

皆さんに共通していることがひとつあります。それは「時間の経過」です。時間は平等に過ぎていきます。あと1ヶ月余りで新年度を迎えることになるという時間の「残酷さ」にほかなりません。

思えば1年前の皆さんは中学生ですらありませんでした。1年前にはまだ小学生であった自分が、あと1ヶ月あまりで中学2年生になろうとしているのです。中学1年間を振り返って、自己嫌悪に陥り、自責の念に駆られる人もいることでしょう。

「取り返しの付かないことをしてしまった」「時間をどぶに捨ててしまった」、そして「自分だけが周囲から完全に取り残され孤立してしまった」と感じている人もいらっしゃるかもしれません。

しかし本当に取り残されているのは自分ひとりなのでしょうか。ここでは、近年急増している中高一貫校での不登校を例にして、不登校は誰にでも起こりえるということをご説明したいと思います。

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私立中高一貫校における不登校の特徴

「中1ギャップ」といった場合、通常は公立中学での問題として捉えられ語られがちだと思いますが、中学受験を経て中高一貫校に進学した場合においても、特有の「中1ギャップ」が生じていると考えられます。

中学受験を経て中高一貫校に進学している場合、受験時の学力水準にそれほど開きはないと言えますが、逆に言えば同程度の学力水準の生徒たちがそのまま中学に入学するわけです。

この場合、どのような問題が生じやすいかと言えば、小学生時代に進学塾で一定レベル以上の優秀な成績をとっていたはずの生徒たちが、中学進学後にはほぼ横並びの状態になってしまうのです。

この結果、たとえば小学生時代に通っていた進学塾では教室内での成績が上位であった生徒の順位が、中学入学後には相対的に下がってしまうことは当然ありえるわけです。

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中学入学後の急激な環境の変化

常に10位以内に入ってきたはずの自分が、100位以内に入るのがやっとだ分かった瞬間、その状況を冷静に受け止められなくなることは十分に考えられます。中には失意に打ちひしがれてしまう生徒もいることでしょう。

さらに、中高一貫校は、大学進学実績を追及するため、通常、少なくとも1学年分程度は前倒しで授業を進めます。中2終了時点の段階で、中学3年間の学習内容を終え、中3から高1の内容に進めていきます。一度ついていけなくってしまった場合、このスピードに追いつくことは容易ではないでしょう。

また地元の学区内にある徒歩圏内にある公立中学に通学するのと異なり、早朝の満員電車を乗り継いでの遠距離通学もまた負担になる場合があり、この点に関しても無視できない問題となります。

そして地元つながりの同学年の幼馴染とも別れ、ばらばらの地域から来る生徒たちとの新しい人間関係を形成していかねばなりません。

つまり、小学生時代の環境とはすべての点で大きく変わってしまい、こうした急激な環境の変化に心身ともに適応できず、休みがちになり、なし崩し的に不登校に陥ってしまうというわけです。

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不登校のまま中高一貫校に在籍

そして、在籍している中高一貫校で不登校になってしまった場合、地元の公立中学に転校する形で復学するということに踏み切ることができる生徒はあまりいないと思います。これはこれで、かなり勇気のいることではないでしょうか。

このため、一度不登校になってしまっても、そのまま中高一貫に在籍し続けるというケースは決して少なくはありません。

それに、せっかく合格して入学したわけですから、もしかしたらいつか復学できるのではないかという淡い期待も持ち続けることになります。

しかし、本人や家族が思っていた以上に、時間は無常にもあっという間に過ぎてしまい、中学3年生を迎えることになるのです。不登校やひきこもりの期間が早く過ぎたと感じる人は多いのではないでしょうか。

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中学入学後の挫折体験から不登校に

私たちの塾に在籍している、特に通信制高校の高校生には、こうした中高一貫校特有の「中1ギャップ」を体験し、そのまま不登校・ひきこもりに陥り、長期化してしまったという生徒が少なくありません。

中学受験での成功体験が、中学進学後に一瞬にして打ち砕かれ、打ちのめされてしまい、数年を経た後も無力感と挫折感をもったままの生徒もいます。

こうした挫折体験をケアし、意欲を喚起していくことは場合によって容易なことでありませんが、決して不可能ではないと考えます。

挫折は何らかの形で、程度の差はあれ、おそらく誰にでも訪れるものであり、それを少しずつ受け容れつつ、前進していくことは大切なことです。

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不登校は特別なことではなく誰にでも起こり得ます

こうした「中1ギャップ」での挫折体験は、その生徒特有のものではなく、誰にでも起こり得るものであることをゆっくり説明し、そしてその挫折体験は必ず乗り越えられるものであることもお話します。

「自分だけがひどい目にあっている」という一種の被害感情は、実は思い込みに過ぎないのです。そして、乗り越えるための道筋を明確に示してあげること、乗り越えた先輩たちの成功体験についても、かなり具体的にお話しするようにしています。

可能性を追求することの意味、そして可能性は誰にも平等に与えられているということを、時間をかけてしっかりと分かってもらう必要があると思っています。

一度の挫折を経験したからと言って、全ての可能性が奪われたと思い込んでしまうのは早すぎるし、あまりにもったいないことなのです。

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にしおぎ学院は不登校対応専門の個別指導塾です

にしおぎ学院は、不登校対応を専門に特化した学習・受験指導を行っている、東京都杉並区の個別指導塾です。

にしおぎ学院では、主に次のような生徒を対象とした、学習支援(学び直し)や高校・大学受験の指導を行っています。

・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)や都立チャレンジスクールへの進学をお考えの、不登校の中学生

・中学のときに不登校・ひきこもりを経験され、通信制高校や都立チャレンジスクールに進学された、高校生(既卒生)

・高校入学後に不登校・ひきこもりを経験され、通信制高校や都立チャレンジスクールへ転学された、高校生(既卒生)

にしおぎ学院では不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生への個別対応に万全を期すために、1部屋1名・1対1の個室による完全個別指導を行っています。

また、不登校の経緯や現状の正確な把握に努めるため、入塾をご希望の方には無料教育相談を行っています。無料教育相談は完全予約制とさせていただいておりますので、ご希望の方は必ず事前にお申し込みください。

無料教育相談お申し込みの折には、無料教育相談フォームをご利用ください。 

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【不登校塾】にしおぎ学院の開講科目について

にしおぎ学院では、不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生を対象に、次のような教科・科目の個別指導を行っています。

【中学生対象】

数学:中学1・2年の学び直し~都立新宿山吹高校受験対策

英語:中学1・2年の学び直し~都立新宿山吹高校受験対策

国語:小学漢字の学び直し~都立新宿山吹高校受験対策(作文・面接指導含みます)

※都立チャレンジスクールの受験対策として、志願申告書・作文・面接の指導も行っています。

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【高校生・既卒生対象】

数学:中学の学び直し~大学受験数学(数ⅠA・ⅡB)

英語:中学の学び直し~大学受験英語

国語:現代文・古文・漢文

理科:生物・生物基礎

社会:倫理・政治経済

※高校の留年・進級対策などの補習は行っておりませんので、ご了承ください。

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