【求人募集のご挨拶】東京大学教養学部・教育学部・文学部の皆さんへ
管理者用
「にしおぎ学院」は不登校支援に特化した個別指導塾です
東大文科Ⅲ類1・2年の皆さん!教育学部・文学部3・4年の皆さん!そして大学院の皆さん!はじめまして「にしおぎ学院」代表の田中です。
私は、私立中高一貫校、通信制高校での教歴を経て、2010年秋に不登校支援に特化した個別指導塾として「にしおぎ学院」を開業いたしました。
その名の通り、JR中央総武線西荻窪駅北口から徒歩2分の場所に位置しています。
にしおぎ学院は、不登校、ひきこもり、発達障害、精神疾患など様々な「生きづらさ」を抱えている中学・高校生を対象に、学習支援を行ってまいりました。
おかげさまで、にしおぎ学院は今年の11月3日に開業12周年を迎え、現在13年目に入りました。
さて昨今のコロナ禍に伴う入塾者の急増によって、当塾は深刻な人手不足に陥っています。これに伴い、このたび不登校学習支援にご理解ご関心のある方を対象に学生スタッフを募集することにいたしました。
つきましては、東大教養学部、教育学部、文学部の皆様を対象に、求人募集のご挨拶を申し上げます。
にしおぎ学院が対象にしている生徒につきましては、中学生、高校生それぞれについて具体的に後述させていただきますのでご参考にしてください。
コロナ禍で不登校が急増、現場は深刻な人手不足に
3年前の一斉休校以来、心身の不調や人間関係の問題を抱える児童生徒が増えています。この結果、小中学生の不登校件数は増加の一途をたどっているのが現状です。文科省によれば、令和3年度には不登校件数が過去最多となりました。具体的にはこちらの関連記事をご参照ください⇒NHK NEWS WEB「不登校が過去最多24万人」
フリースクールなどの不登校児童・生徒の受け入れ先である民間の機関も、不登校件数の急増により人手不足に直面し、苦境に立たされるという事態になっています。関連記事はこちらです⇒NHK NEWS WEB「フリースクール 不登校急増で苦境に」
不登校学習支援に特化している当塾においても事情は同じです。
にしおぎ学院でも、コロナ禍以降は人手不足により入塾希望者のすべてを受け入れることが非常に困難な状況に陥っているのです。
このため、この3年間は入塾制限を随時かけざるをえなくなり、せっかくお問い合わせいただいても入塾の延期・保留をお願いしたり、場合によっては入塾を断念していただたりしている状況が続いています。
とても心苦しい限りです。
不登校に悩む児童生徒の受け入れ体制を整えるためにも、一刻も早い人材獲得が急務だと言えるでしょう。
コロナ過で失われた時間と学力を取り戻すために
たとえば3年前の一斉休校以来、不登校に陥ってしまった中学3年生の場合であれば、全日制普通科高校への進学を断念せざるを得なくなっています。
こうした生徒たちは本来の志望校への進学をあきらめ、通信制高校、そして都内の中学生の場合だと都立チャレンジスクール、都立新宿山吹高校など定時制課程の高校への進学を余儀なくされています。
また無事に志望の高校へ進学したものの、入学後に心身の不調により就学困難に陥り通信制高校などへ転学する高校生も増加しています。
コロナ禍以降、こうした中高生からの相談件数・入塾者がコロナ禍前に比べて非常に多くなってきました。
学習ブランクや学習進捗は生徒ひとりひとり異なりますので、生徒個人の置かれたそれぞれの状況に合わせた学習支援を行う必要があります。
にしおぎ学院では、コロナ禍以前からずっと《講師1名に生徒1名》という方式をとっているため、従来の方式を維持したまま人手不足を回避するのが非常に難しくなってきているのです。
いうまでもなく、いくら人手が足りないから誰でもいいというわけにはいきません。不登校学習支援にご理解ご関心を示していただける方、公教育の在り方に疑問を抱いていらっしゃる方、そして臨床心理学を現在学ばれている方、こうした皆さんのサポートが今こそ必要とされているのです。
《学び》こそが《人生》を突き動かすのです
3年前の一斉休校、そして緊急事態宣言下での外出自粛要請の中でも、生徒や保護者の方々から「授業を継続してほしい!」「休業にしないでほしい!」「見捨てないでほしい!」という熱くそして悲痛なご要望をたくさんいただきました。
こうした皆様のご要望にお応えして、授業をオンライン化するなどして生徒たちの《学び》を守り抜きました。
この期間、東京学芸大や東大の学生たちが中心になって、学習支援の継続を支えていただいたことに対して、この場をお借りして心より深甚なる感謝の意を表したいと思います。
いかなる状況にあっても、子どもたちの《学び》の機会が奪われることがあってはなりません。なぜなら、《学び》こそが子どもたちの《人生》を突き動かし、その歩みを前進させる原動力となるからにほかなりません。
コロナ禍にあっても、というかコロナ禍であるからこそ、《学び》のクオリティを損なうことがあってはならないと考えています。
現下にあっても、私たちが「1部屋1名」の個室制完全個別指導という形にこだわり続けるのはこうした理由からなのです。
生徒ひとりひとりに寄り添うための完全な個別支援
にしおぎ学院では、生徒ひとりひとりに対するきめ細やかな学習支援の実現を目指して、個室制の完全個別指導を徹底させています。
挫折を味わい、傷つき心折れた子どもをケアするために、ひとりひとりの気持ちに寄り添い伴走者になってあげることがまず求められます。
そして、不登校・ひきこもり経験のある中学高校生たちのニーズは実に多様です。小学算数を学び直している中学生と、大学受験数学を学ぶ高校生を一緒に指導するなどという乱暴で無神経なことはできません。
このため、他の多くの❝個別指導塾❞とは異なり、にしおぎ学院では一人の講師スタッフが複数の生徒を同時に(あるいは並行して)指導するようなことはけっしてありません。
にしおぎ学院では、スタッフに生徒ひとりひとりの個別指導に注力していただきたいので、非効率なやり方かもしれませんが完全なマンツーマン指導を継続しているのです。
また、生徒個人のプライバシーやパーソナルスペースに十分に配慮するだけでなく、感染予防の観点からも、やはり個室制の個別指導は今こそ必要不可欠であると考えています。
にしおぎ学院の中学生について
にしおぎ学院の中学生は大まかに以下のパターンに分類されます。
①完全不登校※
②別室(図書室や会議室)登校・保健室登校
③通級・特別支援学級
④適応指導教室・フリースクール
※完全不登校にはひきこもりとそうでない場合の両方があります。「ひきこもりではない」完全不登校は近年珍しくありません。
ご参考までに、にしおぎ学院の過去12年間に通塾していた中学生が在籍していた適応指導教室・フリースクールは以下の通りです。
江東区(ブリッジスクール)、北区(ホップステップジャンプ)、板橋区(フレンドセンター)、中野区(フリーステップルーム)、杉並区(さざんかステップアップ教室)、練馬区(フリーマインド、トライ)、武蔵野市(チャレンジルーム)、小平市(あゆみ教室)、立川市(たまがわ)、昭島市(もくせい)、羽村市(ハーモニースクール)、東京シューレ(王子シューレ、新宿シューレ)、N中等部、他
こうした中学生の進学先は、都立高校の場合、都立新宿山吹高校〔普通科・情報科〕または都立チャレンジスクール(稔ケ丘、世田谷泉、六本木、大江戸、桐ヶ丘、八王子拓真〔チャレンジ枠〕)にほぼ限られています。にしおぎ学院では主にこうした高校への進学にむけての学び直しと受験対策を行っています。
にしおぎ学院の高校生について
にしおぎ学院の高校生たちは主に次のような高校に在籍しています。
①通信制高校
②都立チャレンジスクール(稔ケ丘高校、世田谷泉高校など)
③都立新宿山吹高校〔普通科・情報科〕
通信制高校は多岐に渡ります。過去12年間に当塾の高校生が在籍していた主な通信制高校は以下の通りです。
千葉県立大宮高校通信制課程、都立砂川高校通信制課程、科学技術学園高校通信制課程、東海大望星高校通信制課程、駿台甲府高校通信制課程、鹿島学園高校通信制課程、NHK学園高校、クラーク記念国際高等学校、日々輝学園高校、わせがく高校、学芸館高校、東京国際高校、星槎国際高校、あずさ第一高校、翔洋学園高校、大智学園高校、東京文理学院高等部、大原学園高校、ルネサンス高校、八洲学園大学国際高校、トライ式高等学院、N高校、東京YMCA高等学院、明聖高校、ヒューマンキャンパス高校、他
にしおぎ学院の高校生たちの学力は非常に大きなばらつきがあります。特に①②の生徒たちは高校入試を経験していないため、中学基礎の学び直しが必要なケースが多々あります。
にしおぎ学院では、ほとんどの高校生が大学進学を目指しており、主な進学先は北海道大、中央大、津田塾大、成城大、日東駒専、武蔵野大、白百合女子大、大正大、私大薬学部・薬科大、他となっています。G-MARCH、日東駒専を志望する高校生が例年多い傾向にあります。
なお通信制高校と都立チャレンジスクールについては、卒業後の進路未決定という問題があります。これらの高校は卒業はしやすいものの、卒業後の進路が決められない生徒が少なくないというのが現実です。こうした問題につきましては、下記の不登校支援ブログの記事をそれぞれご参照ください。
またコロナ禍の昨今、通信制高校への転学を希望される人も増えており、ご相談を受ける機会も多くなっています。その際には、通信制高校を選ぶ際に気を付けていただきたいポイントについてもお話ししています。
◇不登校支援ブログ:チャレンジスクールの進路未決定率について
【急募】算数・数学を教えられる学生スタッフを募集中です!
現在、にしおぎ学院では数学ⅠA・ⅡBを、共通テスト・私大文系入試レベルまでご対応できる方を急募しています!
※在籍学部学科の文・理系は問いません。
《数学スタッフの主な仕事内容》
①小学算数(四則演算)・中学数学の学び直し
②都立新宿山吹高校の受験指導
③共通テスト・私大文系入試の受験対策※
※にしおぎ学院の高校生の中には数学選択で文系学部(経済・経営・心理など)を受験する生徒が例年一定数を占めています。
ゼロからの学び直しには時間がかかりますし、目に見える成果がすぐ現れるわけではありません。じっくりと丁寧に学習指導に取り組んでいただきたいので、臨時・短期ではなく通年・長期で働いていただける方を希望します!
今回は数学スタッフの募集ですが、いうまでもなく数学を含む複数教科でのご応募は大歓迎です!
奮ってご応募ください!
「話し相手」になってあげることも大切な仕事です
勉強を教えることがもちろん主眼となりますが、生徒の話し相手をしてあげることも大切な仕事のひとつです。
生徒たちは様々な悩みを抱えています。孤独にさいなまれて苦しんでいることもあります。
時には宿題も勉強も手につかないまま、ただ話し相手を求めてこちらに来る生徒もいます。
こうした生徒たちの声に真摯に耳を傾け、向き合ってあげることはとても大切なことです。これは、にしおぎ学院という塾の独自性であり特殊性であると言えるでしょう。
生徒たちは学び直しをするために通塾しているわけですが、生徒たちが求めているのは必ずしも「学力」だけではありません。私たちと毎回とりとめもない会話をかわすことで気持ちが楽になったという中高生は少なくありません。生徒たちは学力だけではなく、コミュニケーションによる人とのつながりを求めているのです。
話を聞いてあげること、話し相手になってあげること、とりとめのない雑談をしてあげること、これだけのことでも生徒たちの心の支えになるのです。生徒たちの心を支え、心の回復や成長のサポートをしてあげることは、とても大切な仕事です。
不登校支援においては、生徒たちの精神的な不調、学校生活で直面する困難や不適応、さまざまな障害の理解と支援が求められているのです。
現在3名の東大(院)生が働いています
にしおぎ学院では現在、3名の東大(院)生が働いています。
3名とも教育学部ですが、学部生1名・院生2名です。
なお、にしおぎ学院のスタッフの多くは、教育・心理・福祉の仕事を目指しています。
教職や公認心理師を目指しているスタッフも多い職場です。
雇用条件・シフトなどの詳細につきましてはスタッフ募集ページにてご確認ください!
ご応募の際にはお問い合わせフォームをご利用いただき、並行して下記宛先に直筆の履歴書をご送付ください!
〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-31-7 石田ビル2階 にしおぎ学院
皆様からのご応募を心よりお待ちしています!
お友達とのご応募も大歓迎です!!
【NEWS】東大教育学部の授業でご紹介いただきました!
12月15日(木)、東京大学教育学部の授業「教育の臨床現象学」(准教授 大塚類先生)で、にしおぎ学院をご紹介いただきました!
⇒NEWS:東大教育学部の授業で紹介していただきました
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