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不登校
2022/03/03

不登校生の短期間での詰め込みはとても危険です!

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不登校支援ブログ

3月になり、あと1ヶ月で新年度を迎えます

コロナ禍の第6波の収束が見えないまま3月となり年度末を迎えようとしています。

あと1ヶ月足らずでいよいよ新年度となります。

長期間の不登校に陥っている皆さんにとっては、時間の経過がとても早く感じられる時期ではないでしょうか。新年度を迎えるにあたって、焦りと不安を抱えていらっしゃる人も少なくないはずです。

特に4月から受験学年となる人たちにとって、その焦りと不安が募ってくる時期だと思います。

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不登校生の短期間での詰め込みはとても危険です!

不登校・ひきこもりによって長期間の学習ブランクを余儀なくされてきた生徒にとって、その大幅な勉強の遅れを取り戻すことはいうまでもなく容易なことではありません。

そこで焦って相当無理のある学習計画を立てて、やみくもに問題集をやり始めたり、急に長時間の勉強を始めたりする人も珍しくはありません。

こういう中高生は、うちの塾でも例年少なからずいますが、いきなり急ピッチで詰め込み学習を始めてから1~2週間でダウンしてしまい、その後何もしなくなってしまうのが通例なのです。

にしおぎ学院では、不登校経験のある中高生が短期間の暴走で燃え尽きてしまわないよう、毎年気をつけていることがあります。それは入試直前での詰め込み学習は禁ずるということです。不登校生はストレス耐性も身についておらず、特に学習ブランクが長い人の場合は、急激な負荷をかけることはきわめて危険だといわざるを得ません。

不登校やひきこもりが1年以上の長期間にわたっている場合、短期的な詰め込み学習や過度の精神的ストレスにより、受験後に大きな反動が出てしまうことが少なくはありません。

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不登校生が気をつけるべきこと

これまでの指導経験で不登校に陥っている中3生が気をつけるべきことは主に次のようなことです。もちろん個人差がありますので、すべての生徒に当てはまるわけではありませんが、思い当たるという人も少なくないかと思います。

①入試直前での詰め込みを避けるため、早い時期から徐々に学習の遅れを取り戻していく。

②物事を選択する場合は、少しでもマシなほうを選択する。

③リスクの大きいことは消去法で消していく。

④極端なものの考え方、捉え方はしない

⑤まとめて長時間詰め込み学習をするのではなく、だらだらでもいいから細く長く続ける

極端なものの考え方とは、たとえば「新宿山吹に受からなければ高校にいかない!通信制高校になんか絶対にいかない!」というようなものです。このような極論をいう生徒は、実は毎年いますしそれほど珍しいことではありません。

信じられない人もいらっしゃるかと思いますが、「○○に受からなければ何の意味がない」「○○に受からないぐらいだったら進学しないほうがいい」「ニートになってもかまわない」などのように極論を口にする生徒がいることは事実なのです。いうまでもなく、このような極論には何の根拠もなければ何の意味もなく、単なる思い込みに過ぎません。

そしてその激しい思い込みは、入試が近づくにつれ自らを追い詰めることになってしまいます。

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高校入学後に不登校・ひきこもりが再発することも

かつて高校入学前の春休みに不安がピークに達して、ひきもりが再発してしまった生徒がいました。

何とか通学できるようになりましたが、中学時代に不登校を経験した生徒にとって、高校生活は想像以上に不安感を抱かせるものだということを周囲の大人たちはしっかりと認識しておく必要があります。

そして、週5~6日、毎日通学できる体力が自分にあるのかどうか、通学できる体力に見合った学校を志望しているのかどうかということも、非常に重要な問題なのです。

高校受験後に燃え尽きたり、高校入学後に不登校・ひきこもりが再発したりする事態を避けるためにも、不登校に陥っている中学生の志望校選択は慎重に考えねばなりません。

自分自身や学校に対する過度な期待は禁物ですし、「高校に入れば何とかなる」というような根拠のない甘い期待も厳に慎む必要があります。

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中3生の場合、全日制にこだわらず、通うことができる高校を選ぶ

中学校で長期欠席や不登校だった生徒が、いきなり全日制の高校に毎日通学することは並大抵のことではありません。

私立の全日制高校の中には、長期欠席や不登校の生徒でも進学できるという学校もあります。最近は少子化で定員割れの私立高校もあるため、こうした学校が少しずつ増えているという印象があります。

親も子どもも「ちょっとがんばれば全日制高校に通えるようになるのでは」あるいは「高校に受かったら、春から気持ちも体もリセットできるのでは」と甘い期待を抱きがちです・

しかし実際に入学した後、通えなくなった場合のリスクもしっかりと想定しておく必要があります。

全日制にこだわりすぎず、無理のない進路選択が必要です。

特に私立全日制高校の場合、週6日という学校も少なくないので、進路選択の際にはそういう点に関しても慎重に考えて志望校を選ぶ必要があるでしょう。「やりたいこと」ではなく「できること」を、冷静に客観的に考えることが大切です。

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定時制であっても週5日は通学しなければなりません

不登校の生徒の中には、上記のような理由で全日制を志望校にはせず、定時制を受けるという生徒が増えています。

都立新宿山吹高校、都立チャレンジスクール、そして都立三部定時制高校などがそれです。

ただここで注意が必要なのは、定時制高校といえども、月~金曜日(週5日)は毎日通学しなければならないということです。

つまり、全日制高校と異なるのは一日の授業時間数なのであって、毎日通学しなければならないという点については変わりはありません。

「受かる受からない」ということばかりにとらわれて志望校を選定するのではなく、自分自身が毎日通学できるのかどうかをしっかりと考えることが大切なのです。

実際に、私たちの塾生の中にも、せっかく高校入試で受けて合格しても、入学後に高校に通えなくなってしまう生徒たちは毎年あとを絶ちません。

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中3生は将来の大学受験までを見据えた志望校選択を

高校受験はあくまでプロセスに過ぎません。高校に受かること自体が目的・目標なのでもありません。

大切なのはその先に自分が何をすべきかを見据えることなのです。中3生の場合は特に、高校に受かったらそれで終わりではないのです。高校合格はスタートに過ぎません。

この点に関しては、毎年どの生徒にもかなり時間をかけて丁寧にお話しさせていただくようにしています。

高校受験後、合格後に燃え尽きたり、入学後に通学できなくなったりしては、何の意味もありません。

「太く短く」ではなく「細く長く」続けていくことにこそ価値があるのです。

【不登校個別指導】にしおぎ学院について

希望進路実現のためにサスティナビリティを確立すること

将来の大学受験までを見据えた学習習慣のサスティナビリティを確立して、どういう形であれ、持続的に高校生活を送っていくことが何よりも大切なことです。

この観点からすれば、全日制、定時制だけでなく通信制高校という進路も選択肢に入れておいていいと思います。

高校に受かることが目標なのではなく、高校入学後に将来の希望進路を見つけ、希望進路実現のためにモチベーションを維持しつつ学習習慣を持続させていくことなのです。

高校卒業後の希望進路実現のためには、どういう高校生活のあり方が自分にもっともふさわしいのか、こうしたことをじっくり考えて受験校選びをしていただきたいと思います。

◆【東京】不登校対応の個別指導塾にしおぎ学院について

にしおぎ学院は不登校対応を専門とする個別指導塾です 

にしおぎ学院は、不登校対応を専門に特化した学習支援や受験指導を行っている、東京都杉並区の個別指導塾です。

にしおぎ学院では主に次のような生徒を対象とした学習支援(学び直し)や高校・大学受験の指導を行っています。

・都立新宿山吹高校定時制課程(普通科・情報科)や都立チャレンジスクールへの進学をお考えの、不登校の中学生

・中学のときに不登校やひきこもりを経験され、通信制高校や都立チャレンジスクールに進学された、高校生(既卒生)

・高校入学後に不登校やひきこもりに陥り、通信制高校や都立チャレンジスクールに転学された、高校生(既卒生)

にしおぎ学院では、不登校・ひきこもり経験のある中学生、高校生、高校既卒生への個別対応に万全を期すため、1部屋1名の完全個別指導を行っています。にしおぎ学院の個別指導は、おひとりおひとりのパーソナルスペースとプライバシーを大切に考えた、個室でのマンツーマン指導です。

また、にしおぎ学院では、不登校・ひきこもりの経緯や現状についての正確かつ具体的な把握に努めるため、入塾・受講をご希望の方には個別の無料教育相談を行っています。

にしおぎ学院の無料教育相談は予約制とさせていただいておりますので、ご希望の方は必ず事前にお申込みください。お申込みの際には、無料教育相談フォームをご利用ください。

◆【不登校 個別指導塾】にしおぎ学院:入塾までの流れ

 

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